2024年4月25日
国際ドローン協会、千葉の中学生の集団下校をドローンで見守り巡回
国際ドローン協会(IDA)は24日、千葉県香取郡東庄町で、同町立東庄中学校の生徒の集団下校をドローンを使って見守り巡回する実証実験を4月12日に行ったと発表した。
同校は、同町唯一の中学校で全校生徒の9割以上が自転車通学。定期的に集団下校を行なっているが、今回の見守り巡回ではドローンを2機使用して上空80メートルから集団下校を巡視。ドローンの映像を職員室にいる教職員に転送し、見守りを実施した。
ドローンには、200倍ズームが可能なカメラが搭載されており細部まで状況を確認できるほか、500メートル先まで通達可能なスピーカも搭載。アナウンスや注意喚起もできる。
ドローンによる登下校の見守り自体は他でも行われているが、今回は、複数機を飛ばしてリアルタイムで映像とドローンの位置情報を、ドローンの操縦者から離れた職員室でモニターしながら見守った、という点が前例のない試み。
職員室で教職員が転送映像を見ることで、見守り巡回の業務負担が軽減できるほか、ドローンが現在どこを飛んでいて、地図上のどの方角をカメラで撮っているのかも一目瞭然。トラブルが発生しても場所をいち早く特定できる。映像は常にモニターでき、地図画面と映像画面を切り替える必要もなく確実な見守りができる。
また、今回の試みでは、新明工業が開発したドローン業務専用車両「ドローンポーター」を指揮車として使用。同車両には、モニターなどを設置したコンピュータールームがあり、車内でコンピューターを接続した業務ができる。
大容量バッテリーを内蔵しており、あらゆる電子デバイスへの電源供給ができ、車のエンジンを切ったまま長時間にわたるパソコン業務ができることも、今回の見守り実証実験に大きく貢献した。
2機のドローンが飛行エリアを逸脱していないか、人や物件と安全な距離が保てているかや、天候や周囲の状況を、リアルタイムでドローンポーターで監視しパイロットに指示を出した。
今回の試みは世間からの注目も多く、ドローン飛行当日のNHK首都圏ニュースで特集されたほか、多くのメディアでも取り上げられた。
【実証実験の主な結果】
①職員室で集団下校の様子をはっきり確認でき、車での巡回と遜色ないことが分かった
②ドローンを活用して見守り巡回を行うことで、教職員の移動の負担が減り、ドローンの高解像度の映像で従来の車での見守り以上に詳細に状況を確認できた
③スピーカを使用したアナウンスが十分効果があることが分かった
④ドローンによる見守り巡回は、防犯カメラの設置が難しい場所でも広範囲を詳細に確認することができ、巡視だけでなく捜査などの場面でも活用ができる
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