2024年5月20日
片柳学園、Autodeskと国内教育機関では初の戦略的提携に関する覚書(MOU)を締結
片柳学園は16日、3D技術を使ったデザイン・設計、エンジニアリング、エンターテインメント向けソフトウェアの世界的リーディング企業であるAutodesk社(オートデスク)と製造・設計分野の未来を担う人材の育成に向けて、国内教育機関として初となる覚書(MOU)を締結したことを発表した。
片柳学園は、「現代社会の変化に即応し、広く社会に貢献しうる人材を育成する」という教育理念の基に、科学技術と芸術の分野で、高度化する社会のニーズに応える技術と知性をもつ優秀な人材を輩出してきた。 その教育理念を実現しながら、グローバルに対応した高度人材の輩出を目指すうえで、同学ではデジタルトランスフォーメーションとAIなどを代表とした、新しい技術の導入が必要と考えたという。
こうした考えの下、同学とオートデスクは、建築分野におけるBIM人材育成での協業を皮切りに、近年ではモノづくりの実践教育として機械設計やロボット分野でAutodesk Fusionを使用した授業やカリキュラムの開発、オートデスクのラーニングパートナーが開催する学生コンテストでも継続的に入賞者を輩出するなど、多岐に渡る分野で協力関係を築いてきた。
今回、設計・製造分野おけるデジタルトランスフォーメーションやAI活用など次世代で求められるスキルを備えた学生の輩出を目的として、同学とオートデスクは産業・技術領域における持続可能なパートナーシップを締結する運びとなった。
覚書に基づき、同学の教員はオートデスクより、設計と製造分野で急速に需要が高まっている3D設計、製造、シミュレーション機能を備えた、次世代3D主力製品であるAutodesk Fusionを授業で使用するためのスキル習得の支援を受ける。また、最新のAI設計機能である「ジェネレーティブ デザイン」の活用法や産学連携における教員や学生のスキルアップを推進する。
この他、「ジェネレーティブ デザイン」をはじめとする研究・授業・プロジェクト・ラボの成果を共有する「イノベーションセンター」の設立に向けた取り組みも今後検討していくという。
対象校は、東京工科大学、東京工科大学大学院、日本工学院専門学校、日本工学院八王子専門学校、日本工学院北海道専門学校。
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