- トップ
- 企業・教材・サービス
- 東洋館出版社、教職員の経済的自己負担を考える新刊「教師の自腹」を発売
2024年5月27日
東洋館出版社、教職員の経済的自己負担を考える新刊「教師の自腹」を発売
東洋館出版社は、近年社会問題化している教職員の経済的自己負担について考え、その解決策などを提案する新刊「教師の自腹」を、5月28日に発売する。
同書では、全国の公立小・中学校に勤務する1034人の教職員を対象に、「教職員の自己負担額に関する調査(2022年度間)」を実施し、教職員による経済的自己負担の経緯や名目、金額と頻度などを調査。その結果、回答者1034人中784人、つまり8割弱が2022年度の1年間に自腹を経験していたことが分かった。
この調査結果をもとに、同書は、自腹の状況を数値で共有したうえで、当事者から寄せられた様々な声を踏まえ、①学校財務マネジメントの確立、②ヒト、モノ、カネへの意識改革、③学校財務制度の改善、④教育行政との連携―といった現時点で示せる解決策を提案。これまで手つかずとなってきた状況を、まずは1歩前に進めるべきだとしている。
私費にたよらない真の意味での「公」立学校の実現のため、教育行政の専門家である福嶋尚子氏(千葉工業大学准教授)が個別事例や意見を丁寧に検討し、古殿真大氏(名古屋大学大学院生)が1000件を超える回答の量的分析を執筆。現役で学校の財務を担う栁澤靖明氏(公立中学校事務職員)が具体的な解決策の章を担当している。
また、同書の刊行を記念して、「自腹について話そう」と題する無料オンラインイベントを、6月7日に開催する。当日は、同書の著者陣と参加者全員で、寄せられた体験談や悩み、意見について一緒に考える。
【書籍の概要】
書名:「教師の自腹」
発売日:5月28日(火)
著者:
・千葉工業大学工学部教育センター准教授・福嶋尚子氏
・埼玉県川口市立青木中学校事務主幹・栁澤靖明氏
・名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士後期課程院生・古殿真大氏
判型:四六判・328頁
価格:2310円(税10%)
【オンラインイベント概要】
開催日時:6月7日(金)
開催方法:Zoomウェビナー(アーカイブ配信あり)
参加費:無料
関連URL
最新ニュース
- iTeachers TV Vol.436 千葉県立市川工業高校 片岡伸一 先生(後編)を公開(2024年12月11日)
- 山梨県、2025年度から25人学級を小学校5年生に拡大、26年度には全学年に導入(2024年12月11日)
- GUGA、大阪府と「求職者等へのDX(IT)に関するスキル等の習得を通じた持続可能な就職支援モデルに関する協定」を締結(2024年12月11日)
- 指導要録の「行動の記録」、教職員の96%が「明快な評価ができていない」と回答 =School Voice Project調べ=(2024年12月11日)
- 仕事をしている母親の子どもの方が希望の中学校に合格している =ひまわり教育研究センター調べ=(2024年12月11日)
- LINEヤフー、「Yahoo!検索」で検索結果面に小学校で習う漢字の書き順動画を掲出(2024年12月11日)
- カラダノート、「ママ・パパが選ぶ今年の漢字ランキング」を発表(2024年12月11日)
- 大学就学を支援する返済不要の給付型奨学金「金子・森育英奨学基金」 総額260万円への増額(2024年12月11日)
- ノーコード総合研究所、大阪府立吹田東高校で「ノーコード開発研修」を実施(2024年12月11日)
- Musio ESAT-J通信教育、世田谷区立太子堂中学校と実証実験を実施(2024年12月11日)