2024年6月17日
兵庫・川西市、民間プールを活用した小学校の水泳授業を試行的にスタート
兵庫県川西市は、民間事業者が運営するプールを活用した小学校の水泳授業の導入に向け、6月6日から、同市の清和台地区で同授業を試行的にスタートさせた。
従来、同市内の小学校の水泳授業は、学校敷地内の屋外プールを使用していたが、近年の気温上昇で、基準を超えた暑さ指数となる日が多く、熱中症予防の観点などから屋外でプールでの授業ができない日が増えていた。
また、市長、教育長と児童生徒との意見交流会でも、「室内の清潔なプールに入りたい」などの、環境面の改善を求める意見も出ていた。
そこで、学習環境の充実のために、民間事業者による室内プールでの水泳指導を6月6日から試行的に実施。実施モデル校は清和台小学校、清和台南小学校、川西養護学校で、市内にあるNSI清和台スポーツクラブで行っており、水泳に適した環境で、専門的な指導を受けることで、子どもたちの泳力の向上なども期待している。
同クラブで指導を受けた生徒からは、「プロが教えてくれたからやりやすかったし、また泳ぎたくなった」などの声が寄せられたという。同市は今後、2025年度以降、実施環境が整った学校から導入の検討を進めていく考え。
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