2024年10月24日
東京⼯科⼤学、聴覚障がいへの理解促進のための体験コンテンツを開発
東京工科大学メディア学部は22日、「サイエンスアゴラ2024」で、聴覚障がいへの理解促進のための体験型コンテンツ「サイレント・コミュニケーション」を10月26日・27日開催の「サイエンスアゴラ2024」に出展すると発表した。
同研究は、聴覚障害支援メディア研究室(吉岡英樹講師)が、“聞こえる人に聴覚障害をどう理解してもらうか”という社会課題に対して、聴覚障害当事者である演習講師や学生らの協力のもと、音響シミュレーション技術などを応用したコンテンツとして開発したもの。直感的にわかりやすい10分程度の内容にすることで、幅広い人々に障害への理解を深める“第一歩”となることをねらいとしている。
ヘッドホンを装着し、聴こえにくさの度合いやバイノーラル録音システム(立体音響)による片耳難聴、カクテルパーティー効果といった周囲の環境による聴こえ方の違いを模擬体験したり、参加者同士でのミュニケーションや手話講座なども取り入れている。
4月から「改正障害者差別解消法」が施行され、障害者への合理的配慮の提供の義務化が民間企業等にも適用されたが、聴覚障害は周囲に気づかれにくく、職場でのコミュニケーションに問題を抱えている状況がある。ゼネラルパートナーズと連携し開発した、聴覚障害者を雇用する企業での利用を想定した「オフィスバージョン」を初めて一般公開する。
出展概要
開催日時:10月26日(土)~27日(日) 10:00~17:00
開催会場:「サイエンスアゴラ2024」お台場テレコムセンター会場 1階ブース(出展番号111)
参加:無料
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