2025年4月11日
エデュテクノロジー、三重県立昴学園高校の「DXハイスクール事業」をサポート
エデュテクノロジーは10日、三重県立昴学園高校が実施する文部科学省「DXハイスクール」の業務委託を受け、デジタルなどの成長分野を支える人材育成を目的とした「理数系教育の充実」をサポートしたことを発表した。
同校では、地元の同県多気郡大台町をフィールドとした、地域共創型の探究学習「大台探究」を通じて、生徒の探究心を育み未来を担う人材育成に取り組んでおり、DXハイスクールに採択されたのを機に、大台探究のさらなる深化を目指すことにした。そこで同社は今回、同事業を通じて、ICT環境の充実と、その先のICT活用と定着までを目的とした支援を行った。
具体的には、科学的根拠に基づいた探究学習を支えるハイスペックPCなどのICT機器の整備として、探究活動のフィールドワークで活用できるアクションカメラ・音声収録機器や、移動中でも利用できるiPad Pro端末を整備。
また、学校設定科目「データサイエンス」の学習教材として、基礎統計学に基づき、学力に不安のある生徒や統計専門外の教師でも扱いやすい、興味を引くデータサイエンス導入教材を、統計の専門家と共同開発した。
さらには、「大台探究」の深化に欠かせない教職員の各種研修(教育評価研修・コーチングワークショップ・デザイン思考研修)を実施。
生徒たちが地域課題を客観的に捉え、主体的に解決するための環境整備として、ハード面・ソフト面の両方からの包括的なサポートを行ったが、データサイエンスを取り入れたことで、文理横断的な探究活動として幅が広がり、生徒の取り組みも質の高いデータ収集・分析活動につながったという。
また、教員が、生徒一人ひとりの学習活動を支援するための評価・フィードバックについて議論・実践することで、「大台探究」を充実した活動にしたほか、教科学習でも横断的に生徒の関わりを考える機会になった。
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