2025年12月26日
就職活動のWeb面接で57%が「面接中に」生成AIを参照 =サーティファイ調べ=
サーティファイは24日、オンライン就職活動経験者に実施した「就職活動における生成AIの活用状況」調査の結果を公表した。
Web面接中の生成AI利用が想像以上に広がっていて、Web面接が一般化する一方、面接中に生成AIを参照しながら回答する行為が増え、選考の公平性や評価の妥当性を損なう懸念が強まっているという。
調査では、面接準備で生成AIを活用した人が64%(267名)に上り、準備でAIを使った267名のうち86%(232名)が、作成した回答や資料を面接中に参照していた(全体の55%相当)。
さらに、面接官の質問をそのまま音声入力してリアルタイムに回答を生成していた人が全体の22%に達し、手動入力なども含めると、面接中にリアルタイムでAIの支援を受けた人は全体の45%となった。結果として、全体の57%が「面接中」に何らかの形で生成AIを利用している。
面接準備で利用されたAIはChatGPTが最多で、次いでGeminiが続き、NotebookLMも一定数利用されていた。企業情報や自己情報を読み込ませ、応募先ごとに最適化した模範回答を作る動きがあるとみられる。
面接中にAIを利用した理由は、「頭が真っ白になることを防ぐため」(35%)が最多で、「他の学生も使っているので使わないと不利」(24%)が続き、同調圧力・競争環境が利用を後押ししている構図も示された。
同社は総評として、Web面接ではコミュニケーション能力やカルチャーフィット、ヒューマンスキルの見極めが難しくなるリスクを指摘。加えて、面接官の質問に含まれる企業情報やノウハウが生成AI側に蓄積され、情報流出やレピュテーション/コンプライアンスリスクにつながる可能性にも触れている。
米国では「Cluely」のような”面接支援型AI”が社会問題化しているとし、日本でも同種サービスの普及でオンライン選考の公正性が揺らぐ恐れがあるという。
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