2026年2月18日
すららネット、東京の夜間中学で外国ルーツの生徒を支える「教員向けICT活用研修」実施
すららネットは、東京・大田区立糀谷中学校夜間学級(夜間中学)にて、ICTを活用した教員向けの「日本語教育研修会」を2月3日に実施した。
同社は、日本語学習ICT教材「すらら にほんご」を使って、国内外の日本語教育の課題解決に取り組んでおり、国内では、夜間中学校をはじめとする多様な教育現場で同教材の活用を進めている。今回の研修会もその一環で、夜間中学でのICT活用の具体像を共有する目的で実施。
今回の研修には、同校の校長を含む8人の教員が参加。当日は、同社マーケティング本部 公共ソリューショングループの上田知弥氏が講師を務め、国内各地の日本語教育の現状や夜間中学に共通する課題を共有したうえで、授業の中でICTをどのように位置づけるかを具体的に解説した。
研修の中心では、第2言語習得論の考え方を踏まえながら、ICTを活用した日本語学習の進め方を、同教材の操作を通じて体験。参加者は、学習画面を実際に操作しながら、文字・語彙・文法・会話をどのような順序で学ばせるのか、また授業のどの場面でICTを取り入れると効果的かといった点を具体的に確認した。
アニメーションによるレクチャーや即時フィードバック、スモールステップでの反復学習を通じて、生徒が自分のペースで学習を進める様子を、現場でどのように生かせるかをイメージできる構成となった。
また、「国語」と「日本語(第2言語)」の違いを整理し、日本語を母語とする教員が無意識に行っている説明を、どのように補足すれば学習者に伝わりやすくなるのかについても、教材の画面をもとに解説。理論的な整理に加え、実際の画面を見ながら説明が行われたことで、参加した教員が大きくうなずく場面も多く見られた。
研修ではさらに、他校での活用事例を通じて、ICT教材が学習の土台を支えることで、教員は生徒の理解度を把握し、声かけや学習の伴走といった役割に注力できることも紹介。ICTが学習の進行を支え、人が学びを後押しするという役割分担が、夜間中学の現場でどのように機能するのかを具体的に示し、参加した教員からは、「他校の取り組みを教えてもらえてとても参考になった」「トライアル期間に、実際の授業でも使ってみたい」といった声が寄せられた。
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