2026年4月6日
経済的に困難な子育て世帯の中高入学、過去最多の8割以上が「制服代の準備が難しい」と回答=セーブ・ザ・チルドレン調べ=
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは3日、経済的に困難な子育て世帯の保護者1800人を対象に実施した、「経済的に困難な子育て世帯の中学・高校の入学時の負担に関する調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、卒業・入学に関わる費用について、「制服代の準備が難しい」と回答した世帯は、新中学1年生で84.4%、新高校1年生で82.3%と、2022年の調査開始以来、最も高い8割以上になった。

また、卒業・入学にかかる費用の捻出方法について聞いたところ、2025年調査より約10ポイント多い70%以上の保護者が「他の生活費を削る」と回答。具体的には、「親自身の食事量を減らしている」79.4%、「冷暖房をあまりつけないようにしている」67.4%が多く、生活の様々な費用を削って捻出していることが明らかになった。
一方、「卒業・入学費用の捻出方法」については、約3割の世帯が「借入」と回答。借入予定の新高校1年生の保護者のうち約4割は借入金額が「19万円以上」だった。

さらに、「卒業・入学に関する困りごと」を聞いたところ、7割以上の保護者が高額な指定学用品や物価高騰による学用品の値上げなどの経済的な負担を挙げた。また、6割近くの保護者がこの時期に「周囲と比べて経済的格差を感じる」、「子どもに我慢させている」と感じるなど気持ちの面でも負担感があることが分かった。

最後に、4月からの「高校無償化」について聞いたところ、半数以上の保護者が「教育に関する経済的支援が増えて助かると思う」と肯定的に捉えている一方で、新高校1年生の保護者は4割以上が「授業料に関する支援ではなく、授業料以外の教育費の支援が増えてほしかった」と回答した。
この調査は、セーブ・ザ・チルドレンが実施した「子ども給付金~新入学サポート2026~」に申請した保護者を対象に、1月8~23日にかけてオンラインで実施した。有効回答数は1800人。
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