2026年4月7日
東北大学サイバーサイエンスセンターとアドソル日進、「AI新時代のデータプラットフォーム」領域で共同研究開始
東北大学サイバーサイエンスセンターとアドソル日進は3日、「AI新時代のデータプラットフォーム」をテーマにした共同研究を開始したと発表した。
共同研究では、東北大学サイバーサイエンスセンターデータプラットフォーム研究部の中村隆喜教授が進める「情報価値駆動型データ基盤」の研究に、アドソル日進のデータマネジメント、生成AI、社会インフラ分野での開発知見を組み合わせ、高速性、堅牢性、柔軟性を備えた新たなデータプラットフォームの実現を目指す。
研究は2段階で進める。第1段階では、生成AIを支える情報検索基盤(LLM-RAG)について、量子化技術を使ったベクトルインデックスの圧縮や最適化、混合精度によるコンパクト化、構造化データの平坦化などにより、データベース容量を抑えつつ検索精度を高める「情報価値駆動型検索基盤」を研究。第2段階では、その成果を企業のデータクレンジング課題に応用し、データの適時性、妥当性、完全性、一貫性を高めることで、生成AIの回答精度向上やハルシネーション抑制につなげる「データクオリティマネジメント」に取り組む。
両者は、この研究を通じて、AI活用を前提とした大量データ処理に対応するデジタル基盤の整備を進めるとともに、カーボンニュートラルやデジタルインクルージョンなど持続可能な社会課題の解決支援、産学連携による研究成果の社会実装を目指す。
東北大学サイバーサイエンスセンターは、学内外の研究者に最先端の大規模科学計算システムとネットワーク基盤を提供してきた組織で、2022年の改組でデータプラットフォーム研究部を新設した。アドソル日進は、エネルギーや交通などの社会インフラ分野や、ペイメント、スマートファクトリーなどの先進分野でITソリューションを展開している。
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