2025年4月4日
成基、「生成AI×不登校支援」の研究結果を教育学会で公式発表
成基は、不登校支援に生成AIを活用する仕組みづくりやその効果などの研究結果をまとめ、3月23日に東京・麹町学園女子中高校で開催された「AI時代の教育学会~2024年度第2回研究会~」で公式に発表した。
この研究は、不登校の子どもたちが自己理解を深め、心理面・キャリア面での不安を解消するために実施したもので、同社が運営するオンラインフリースクール「シンガク」の村上実優教室長の情報をプロンプトに登録した「AIの村上先生」を活用。
子どもたちに「AIの村上先生」を一定期間使用してもらった後、「生成AI」に対するイメージの変化や「AIの村上先生」と「リアルな村上先生」との比較などを調査した。
その結果、「生成AI」(AIの村上先生)の効果として、「時間の制約がなく利用できる点」や「幅広い情報を提供できるという点」が挙げられたが、一方で、「リアルな村上先生」の利点として、「AIでは再現できないような面白さ」や「話を聞いているのが楽しい」「創造性・柔軟性・倫理的判断能力にすぐれている」などの回答も寄せられた。
子どもたちにとって「生成AI」(AIの村上先生)は、学習や情報収集のサポートツールとしての価値を持つ一方、会話の継続性や対話への意欲には限りが見られた。特に、会話を続けるためには、リアルな村上先生が持つ「人間らしさ」や「面白さ」といった要素が重要であることが改めて分かった。
不登校の子どもたちにとって、人との直接的な対話に不安を感じる場合でも、AIなら気軽に相談できるという利点があるが、最終的にはリアルな人との関わりが重要であることが示唆された結果となり、不登校の子どもたちが自己理解を深め、心理面・キャリア面での不安を解消するためには、生成AIの活用と並行して、子どもたちに対するリアルな人の働きかけが重要なことが分かった。
調査の概要
調査対象:中学1・2年生計19人(「シンガク」生徒)
調査方法:
①事前に生成AIに対するイメージ調査を実施
②「AIの村上先生」のアカウントを配布し会話履歴の確認や感想を分析
③「AIの村上先生」を一定期間使用した後、再度アンケート。「生成AI」に対するイメージの変化や「AIの村上先生」とリアルな村上先生の比較を調査
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