2026年8月20日
イー・ラーニング研究所、「家庭での防災教育と子どもの主体性に関する意識調査」を実施
イー・ラーニング研究所は18日、子どもがいる親世代を対象に実施した「家庭での防災教育と子どもの主体性に関する意識調査」の結果を公開した。


それによると、 「家庭での防災教育は重要だと思いますか?」と尋ねたところ、全回答者(100%)が「重要」と回答しており、防災教育の必要性は広く認識されていることが分かった。また、「家庭で行っている防災に関する取り組みを教えてください」の質問では、「防災グッズの準備・点検」(124)が最多、次いで「避難場所・避難経路の確認」(93)となった。
一方で「災害時の行動について家族で話し合う」は約3割、「防災訓練への参加」は約2割にとどまった。
この結果から、家庭での防災対策は、防災用品の準備や避難場所の確認といった”備えるための対策”が中心となっていることがうかがえる。これに対し、「災害時の行動について家族で話し合う」や「防災訓練への参加」といった、実際の行動を想定した取り組みの実施割合は比較的低い傾向が見られた。

次に、「災害時に、子どもが自ら考えて行動できると思いますか?」と尋ねたところ、「十分できると思う」(17)、「ある程度できると思う」(95)を合わせると約6割となった。これに対し、「あまりできないと思う」(78)、「全くできないと思う」(10)を合わせると約4割となった。

また、「これまでに、お子さまが防災に関して主体的に行動したことはありますか?」の質問では、「学校や地域で学んだことを家族に伝える」(69)、「防災グッズの準備に関わる」(39)、「避難場所や避難経路を自分で確認する」(31)となりました。ただし、「特にない」(83)が最多の回答となった。
これらの結果から学校や地域で学んだことを家庭で共有したり、防災グッズの準備や避難場所の確認に関わったりするなど、子どもが主体的に防災へ関わる様子が見られた。また、「特にない」と回答した親も多く、子どもが主体的に防災へ関わる機会については、今後さらに広げていくことの重要性がうかがえる。

次に、「家庭で防災教育を進める上で困っていることはありますか?」と尋ねたところ、「継続して取り組むことが難しい」(70)が最多、次いで「防災に関する知識や情報に自信がない」(64)、「家族で話し合う機会が少ない」(50)となった。
防災教育の重要性は広く認識されている一方で、家庭で継続的に取り組むことや、防災に関する知識・情報、家族で話し合う機会など、実践する上で難しさを感じている親が多いことがうかがえる結果となった。

次に、「家庭での防災教育によって、子どもに身につけてほしい力は何ですか?」の質問では、「命を守る判断力」(151)が最多、次いで「自分で考えて行動する力」(133)、「情報を正しく理解する力」(105)、「家族や周囲と協力する力」(100)となった。
親は子どもに対して防災教育を通じて、防災に関する知識を身につけることに加え、災害時に自ら状況を判断し、主体的に行動できる力を身につけてほしいと考えていることが分かった。また、「情報を正しく理解する力」や「家族や周囲と協力する力」にも重視していることがうかがえ、防災教育には知識の習得だけでなく、状況に応じて適切に判断し、周囲と協力しながら行動する力を育むことへの期待がうかがえる。
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