2026年9月10日
採用動画は「短いほど良い」とは限らない、タイパ世代は「分かりやすさ」と「情報量」を重視 =MIL調べ=
MILは8日、2000年~2008年生まれの男女のうち、就職活動を経験したことがあると回答した1003人を対象に実施した「採用動画に関する実態調査」の結果を発表した。

それによると、「視聴したことがある採用動画の種類」について尋ねたところ、『会社説明動画(会社概要や事業内容の紹介)(63.7%)』が最多、『社員インタビュー動画(入社理由や働き方の紹介)(48.9%)』『社員座談会・対談動画(複数社員によるトーク形式)(30.2%)』と続いた。
また、「採用動画がある企業は、ない企業と比べて、就職活動における次の判断や行動に役立ったか」と尋ねたところ、『応募・エントリーするかの判断(32.4%)』が最多、『採用サイトなどをさらに詳しく調べるかの判断(32.2%)』『自分に合う企業かどうかの判断(29.0%)』と続いた。

次に、「採用動画をどのようなきっかけで視聴したか」と尋ねたところ、『企業の採用サイト・ホームページに掲載されているものを視聴した(46.5%)』が最多、『就職情報サイト(ナビサイト等)に掲載されているものを視聴した(34.3%)』『企業からメール等で案内されて視聴した(34.1%)』と続いた。
サイトへの動画掲載の影響が最も多い一方、 「自分で企業名や職種名で検索して探して視聴」は19.6%と、「YouTubeやSNSで流れてきて視聴」の27.1%より下回る結果となり、能動的に動画情報を探す層は少数派であることが明らかになった。

次に、「採用動画はどの端末で視聴したか」と尋ねたところ、『スマートフォンのみ(42.9%)』『スマートフォン・パソコン両方(35.4%)』『パソコンのみ(21.2%)』となった。
一方、「採用動画を視聴することが多かったのは、生活の中のどのようなタイミングか(上位2つまで選択可)」と尋ねたところ、『自宅で、就職活動や企業研究に集中しているとき(65.5%)』が最も多く、『電車・バスなどで移動しているとき(20.6%)』『自宅でリラックスしているとき(ベッドやソファなど)(19.6%)』を大きく上回る結果となった。
採用動画は企業研究のために腰を据えて視聴されている側面が強いことが分かる。注目したいのは、採用動画の視聴端末はスマホが中心であるという点。学生がじっくり企業研究をする場面を想定した動画であっても、スマホで見られることを前提に、文字サイズや情報量、画面構成を設計する必要がある。

次に、「採用動画を視聴する際の行動として、当てはまるもの」について尋ねたところ、『再生前に動画の長さを確認する(36.7%)』が最多、『タイトルや概要を確認し、視聴するかどうかを判断する(35.2%)』『目次やチャプター、再生位置の移動などを使い、興味のある部分だけ視聴する(20.2%)』と続いた。
次に、「これまでに視聴した採用動画について、不満に感じたこと」について尋ねたところ、『良い面ばかりが強調され、広告的に感じる(24.3%)』が最多、『知りたい情報が動画内のどこにあるか分かりにくい(22.8%)』『見たい動画をどこで見られるのか分かりにくい(19.9%)』『知りたい情報が含まれていない(18.3%)』と続いた。

次に、「企業が発信する採用動画において、期待すること」について尋ねたところ、『説明が分かりやすく、内容を理解しやすいこと(36.8%)』が最多、『情報量が充実しており、企業について深く理解できること(31.8%)』『短い時間で、重要なポイントが簡潔にまとめられていること(30.0%)』と続いた。

最後に、「各情報について、どの方法で得たいと感じるか」を尋ねたところ、5項目中4項目で「動画で情報を得たい」「どちらでも良い」合算が過半数となった。
「どちらでも良い」を動画での情報取得を許容する層と捉えると、多くの情報は動画による情報提供でも十分に受け入れられる可能性が示されている。
特に「会社概要・事業内容」については、『動画で情報を得たい(41.7%)』が『社員に直接会って情報を得たい(36.9%)』を上回り、基本的な企業情報はむしろ動画の方が好ましいと考える層が多い結果となった。
一方、「成長環境」や「働く環境・待遇」については、「社員に直接会って得たい」という回答の割合が高くなりました。内容に応じて、動画と対面それぞれの強みを活かした伝え方があることが示唆されている。
「Z世代1,000名の声から読み解く「採用動画」に関する実態調査レポート」ダウンロード
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