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2026年9月18日

八ヶ岳農業大学校、「AI副校長」のサポートで学生・職員が育てた高原野菜を直売所で販売中

八ヶ岳農業大学校は16日、独自に構築・開発した生成AIシステム「AI副校長」やセンシングデータなどを活用した最先端の農業に挑戦し、高原野菜を生産、現在も収穫および販売を継続していると発表した。


標高1300mの高原にも秋の気配が訪れ、高原野菜の収穫期もいよいよ終盤を迎える中、同校の敷地内にある直売所において、実習生(学生)と職員が早朝に収穫した高原野菜を、シルバーウィーク期間を含め、9月中も継続して販売する。本取り組みは、丸山侑佑校長が現役上場IT企業副社長としての経験を活かし、実習生・職員たちとともに推進している。

八ヶ岳の自然環境と「AI副校長」のサポートのもと、実習生と職員が手塩にかけて育てた高原野菜が直売所に並んでいる。今期の収穫も残りわずかとなる中、引き続き採れたての味わいを楽めるという 。

• トウモロコシ:寒暖差が甘みを凝縮。今年は生成AI等を活用した積算温度管理と病害虫防除を徹底し、最高糖度22.7度(高級マンゴークラス)を記録した。早朝収穫した最もみずみずしい状態を、皮付きのまま販売している。
• 枝つきの甘い枝豆:鮮度と風味を保ったまま収穫された、濃厚な甘みとコクが広がる枝豆。
• ジャガイモ:これからの時期に収穫のピークを迎え、直売所に多く並ぶ。標高1300mの冷涼な気候でじっくりと育つことで、豊かな甘みが楽しめる。
• ブロッコリー(9月25日から販売再開):花蕾(からい)がぎっしりと美しく詰まったブロッコリー。9月25日から直売所での販売を再開予定。茹でるだけで、野菜本来の甘みを堪能できる。

【直売所での販売概要】
・場所:八ヶ岳農業大学校 直売所(長野県諏訪郡原村17217-118)
https://yatsunou.jp/#access
・営業時間:平日 9:00〜16:00、土日祝 9:00〜17:00
*採れたての野菜は、早い時間帯での完売が予想される。

同校は「新しい農業を、切り拓く。」というミッションを掲げている。

自然の理を探求する「サイエンス」。
次世代の仕組みを創る「テクノロジー」。
持続可能な事業づくりを支える「経営とマーケティング」。

同校は、先人の知恵を大切にしながら、これらを掛け合わせ、農業の可能性をさらに引き出す。そして、若者が輝き続ける成長産業へと進化させていく。


その中核となるのが、同校独自の教育・栽培支援システム「AI副校長」。「AI副校長」は、①世界中の農業論文や栽培ガイドライン・マニュアル、ベテラン農家の知見・インタビューデータなどを学習・体系化させた生成AIをはじめ、②ガントチャート(工程表)、③スマートフォンでの作業記録、④温湿度・飽差センサーデータ、⑤天気予報、⑥現場の動画解析結果という6つの独立したデータソースを一つに集約する“中央AI頭脳”として機能する。

インターネットで購入できる安価な温湿度センサーのデータや、気象庁の天気予報データを「AI副校長」へAPI連携させ、随時、環境データを取得・集約している。

「AI副校長」はこれらの集約したデータをもとに、作物の成長指標となる積算温度(GDD)をできる限り正確に把握し、過去のデータとも照らし合わせることで、「いつ種まきや植え付けを行えば、いつ頃収穫できるのか」 を逆算してスケジュール管理を行っている。

さらに現場では、単なる温度・湿度だけでなく、カビや病害虫の発生に大きく関わる「飽差(空気の乾き具合)」もリアルタイムに監視し、栽培環境の微細な変化を自己補正している。病害虫リスクを科学的に抑えることで、環境に配慮した持続可能な栽培管理に挑戦している。

これらの現場環境データや解析結果をもとに、「AI副校長」が毎朝、実習生を指導する各作物の担当職員のスマートフォンへ、その日の詳細な作業指示を配信する。例えば、発芽率の報告に対して「地温や水分の不均一が原因となる典型的な失敗パターンです」と分析したり、定植時の苗不足に対して「追加定植」を指摘したりした上で、それらを瞬時に具体的な作業工程へと落とし込む。また、夕方にデジタル日報を提出すると、即座に「AI副校長」から具体的な改善アドバイスが返信されるため、未経験の実習生でも毎日高速なPDCA(改善サイクル)を回すことが可能になっている。

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