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2026年10月14日

AI利用者が不安なのは「仕事を奪われること」ではなかった=アクシスコンサルティング調べ=

アクシスコンサルティングは13日、全国の20~60代の就業者を対象に、「AI活用における課題と新たな業務・役割に関する実態調査」を実施、その結果を発表した。

生成AIをはじめ、AIの業務活用が広がる中、業務効率化への期待が高まる一方で、「AIによって仕事がなくなるのではないか」という議論もある。そこで今回は、全国の20~60代の就業者のうち、業務で月1回以上AIを利用している647名に本調査を実施。そのうち勤務先でAI活用が推進または認められている603名を主な集計対象とし、AI活用において感じている不安・課題と、新たに発生した業務・役割について分析した。

その結果、AI活用における不安・課題では、「正確性」が49.4%で最も多く、次いで「情報漏洩」41.8%、「判断力の低下」31.2%、「著作権・権利関係」30.7%となった。一方、「自分の仕事の一部が代替される」は5.8%にとどまった。


AI活用において不安・課題に感じることを尋ねたところ、「正確性」が49.4%で最も多くなった。次いで、「情報漏洩」41.8%、「判断力の低下」31.2%、「著作権・権利関係」30.7%、「評価基準の不明確さ」24.7%、「使いこなせる人との格差」23.4%となっている。一方、「自分の仕事の一部が代替される」と回答した割合は5.8%だった。

AI活用に伴う不安・課題は、仕事の代替よりも、正確性や、情報漏洩、権利関係など、実務上の品質やリスクに関する項目が上位となった。


AIの利用によって新たに発生した業務・役割を尋ねたところ、「出力内容の確認・品質管理」が40.8%で最も多くなった。次いで、「情報管理・ルール整備」30.5%、「AIへの指示・活用設計」27.2%、「AIを活かした業務改善」24.2%、「社内への活用促進・教育」11.1%となった。

AIの利用に伴い、出力内容の確認やルール整備、活用方法の設計など、AIを管理・運用する業務・役割も新たに発生している。


「AI活用における不安・課題」と「新たに発生した業務・役割」の関係を詳しく見るため、回答数の少なかった「自分の仕事の一部が代替される」を除く主要6課題と、5つの業務・役割の計30組をクロス集計し、それぞれ「不安あり」「不安なし」の回答割合を比較した。その結果、複数の組み合わせで回答割合に差が見られた。

このうち、「正確性」に不安を感じている人では、41.9%が「AIへの指示・活用設計」が新たに発生したと回答した。

一方、「正確性」に不安を感じていない人では12.8%となり、両者には29.1ポイントの差が見られた。

「正確性」への不安と、「AIへの指示・活用設計」という新たな役割の発生には、関連が見られた。


さらにクロス集計の結果を見ると、「情報漏洩」に不安を感じている人では、58.7%に「出力内容の確認・品質管理」が新たに発生していた。一方、不安を感じていない人では27.9%となり、両者には30.8ポイントの差が見られた。

また、「著作権・権利関係」に不安を感じている人では、48.1%に「情報管理・ルール整備」が新たに発生していた。不安を感じていない人では22.7%となり、25.4ポイントの差が見られた。

情報漏洩への懸念がある層では「出力内容の確認・品質管理」、著作権・権利関係への懸念がある層では「情報管理・ルール整備」の割合がそれぞれ不安のない層より高くなった。

調査概要
調査方法:インターネット調査
調査ツール:Fastask(株式会社ジャストシステム)
調査対象:全国の20~60代の就業者
対象条件:業務で月1回以上AIを利用している方
スクリーニング調査回答者数:6604名
本調査回答者数:647名
本リリースの主な集計対象者数:603名(男性426名、女性177名)
本調査期間:2026年9月11日~9月12日
調査内容:AI時代の仕事・専門性・キャリア
設問数:22問

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