2020年11月16日
北菱電興・ドコモ・金沢工業大が5Gスマート工場「Smart Smile Factory」を開設
北菱電興、NTTドコモ、金沢工業大学の3者は12日、5Gを活用したスマート工場「Smart Smile Factory」(SSF)を産学連携で開設した。
SSFは、電子機器製造を手掛ける北菱電興のいなほ工場にドコモの5Gエリアを整備し、5Gを活用して業務にあたるもの。工場に関わるすべての人を幸せにする「”人”中心のDX(デジタルトランスフォーメーション)」のコンセプトを実現するため、生産機械効率化のための「Smart」と、従業員のモチベーション向上等のための「Smile」の各種機能を搭載する。
当初は、「Smile」の観点で「遠隔MR会議」と「バーチャル工場見学」の2つの機能を実用化。「遠隔MR会議」は、地理的に離れた、工場の製造担当者と別拠点の設計担当者が、設計図等の3DデータをMR空間上で共有し、社員同士のコミュニケーションを活性化。
「バーチャル工場見学」は、発注企業が対面で実施していた工場視察を、遠隔操縦ロボットの視界を5Gで伝送することで、発注元企業からSSF内を視察できるようにするもの。コロナ禍においても工場と発注元企業間の円滑なコミュニケーションを可能にする。
2021年度以降は「Smart」の観点で「多視点による製造フロアの一元遠隔モニタリング」、「Smile」の観点で「常時映像接続による拠点間交流空間の整備」等に取り組む。2022年度以降には「Smart」の観点で「無線での製造ライン構築」等に取り組み、「Smart」と「Smile」の融合による、SSFを活用した新たな教育プログラムの推進と人材育成を検討している。
北菱電興が、SSFのコンセプトやロードマップ等の全体計画策定、SSFにおける各種施策の実装及び、いなほ工場を提供。ドコモが、SSFの計画策定支援、5Gエリア構築、各種施策におけるソリューション・技術を提供。金沢工業大は、SSFの計画策定支援、SSFを活用した新たな教育プログラムの推進と人材育成を行う。
関連URL
最新ニュース
- システム ディ、秋田県教育委員会が「School Engine Web出願システム」を導入(2025年12月5日)
- ICT教材「すらら」、不登校支援で導入自治体数・ID数ともに過去最高を記録(2025年12月5日)
- ガイアックス、石川・富山・福井の小中高校に起業家教育の講師を無償派遣(2025年12月5日)
- 計算力は高いのに自信のない日本の子どもたち、小4・中2国際調査からわかった意識と実力のギャップ =スプリックス教育財団調べ=(2025年12月5日)
- 就活生の67.4%が「資格は就職に有利になる」と回答 =Synergy Career調べ=(2025年12月5日)
- 保護者の4割以上が学童保育に「勉強」と「安心」の両立を要望 =NEXERとHokally調べ=(2025年12月5日)
- 大学受験、保護者が最も不安を感じるのは「高3の秋~冬」=塾選調べ=(2025年12月5日)
- テックタッチ、早稲田大学が独自の出張申請システムに「テックタッチ」導入(2025年12月5日)
- 次世代ロボットエンジニア支援機構、「女性エンジニアの増加」目指しロボット・AI教材普及のクラファンを開始(2025年12月5日)
- 小中生向けプログラミング教室「CodeCampKIDS」、Scratchプログラミングコースをフルリニューアル(2025年12月5日)














