2023年4月25日
岡山大学、ChatGPTなど「生成系AI」の利用に関する学内通知を公開
岡山大学は24日、ChatGPTに代表される「生成系AI」の利用に関する留意事項についての学内通知を、同大メインホームページで公開した。

また、生成系AIに関しては、今後も国などからの指針・ガイドラインなどの動向を注視して、継続的に検討を行い適宜、通知していく方針。
「学内通知」の概要
■「学習・教育における生成系AIの利用について」(学生向け)
①「学びの主体は学生である」:生成系AIは文章や画像などを自動生成できるが、目的を持って自分自身で学習し、考えることが重要
②「倫理を考慮する」:誹謗中傷やプライバシーの侵害、差別的・攻撃的な表現が含まれていないかを慎重に考え、軽率な利用を控えることが必要
③「結果を検証する」:生成された内容が正確であるとは限らない。レポートや学術論文などの正確性が重要な内容を扱う場合は、信頼できる情報源から裏付けを取ることが重要
④「個人情報の流出に気をつける」:生成系AIがどのような処理をしているか分からない。安易に個人情報や機密情報をAIに提供しないようにする
⑤「自己責任で利用する」:AIが生成した内容を利用したことで何らかの問題が発生した場合、その責任は自分自身にあることを忘れないようにする
■「教職員の生成系AI利用に関する留意事項ついて」(教職員向け)
・生成系AIは必ずしも正しい結果を出力するとは限らないことを念頭に、他の情報ソースなどを確認するなど、信頼できる情報であるか確認すること
・生成系AIを利用することにより得られた情報について、誹謗中傷やプライバシーの侵害、差別的・攻撃的な表現が含まれている場合は、その情報は利用しないこと
・生成系AIにより得られた情報には、著作権、他者のアイデア・データ・研究成果を有する可能性がある。また、情報が事実と異なる可能性もある。利用に際しては、利用者側の責任であることを踏まえ、研究公正の観点からも十分留意すること
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