2021年4月27日
岡山大学、幼少期のテレビ視聴は学童期の視力低下につながる
岡山大学は25日、同大学ヘルスシステム統合科学学域(医)生体機能再生再建医学分野の松尾俊彦教授が、岡山大学学術研究院医歯薬学域(医)疫学・衛生学分野の頼藤貴志教授と共同で、21世紀出世児縦断調査のデータを使い、幼少時のテレビ視聴とその後の小学生時(小学校1年~6年)の視力低下との関連を調べたと発表した。
1.5歳と2.5歳の時に「主な遊びがテレビを見ること」である子どもは、その後小学生になった時に「視力が悪くなった」という親の悩みと関連があることが分かった。また、2.5歳の時のテレビを見る時間が長い場合にも、小学生時に視力が悪くなることと関連があった。3.5歳、4.5歳、5.5歳では、テレビを見る時間が長くても、小学生時に視力が悪くなることと関連はみられなかった。
厚生労働省が行う一般統計調査として「21世紀出世児縦断調査」がある。全国で2001年1月10日~17日および7月10日~17日に出生した子ども4万7015人を対象に、毎年行う調査。
岡山大学では疫学・衛生学分野の頼藤貴志教授が中心となり、この「21世紀出世児縦断調査」のデータを活用してさまざまな解析研究を行っている。今回の研究では、1.5歳、2.5歳の時にテレビを長時間見ていると、その後、小学生になったときに視力が低下することと関連することがわかった。
同大学では、この研究成果を3月16日、日本眼科学会の国際機関誌「Japanese Journal of Ophthalmology」に掲載。視覚が発達する3歳までは、テレビ視聴が長くならないように特に注意することが大切だとしている。
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