2024年4月4日
新小学1年生が「将来就きたい職業」&親が「就かせたい職業」、男女総合1位は「ケーキ屋・パン屋」=クラレ調べ=
クラレは3日、この春に小学校に入学する子どもとその親(合計8000人)を対象に実施した、「将来就きたい職業」&「就かせたい職業」に関するアンケート調査の結果をまとめ発表した。

それによると、男女を合わせた将来就きたい職業は、1位「ケーキ屋・パン屋」12.2%、2位「警察官」10.1%、3位「スポーツ選手」8.9%が、昨年からトップ3をキープ。男女ともにポイントを伸ばした「研究者」3.1%と、女の子の人気を集めた「保育士」2.9%が今年新たにトップ10入りした。
その一方で、近年人気を伸ばしてきた「ユーチューバー」は、今年は順位を落として14位(昨年は9位)だった。

男女別に見ると、男の子が将来就きたい職業は、「スポーツ選手」16.2%が、ここ3年1位だった「警察官」15.9%を抜き4年ぶりにトップに返り咲いた。競技の内訳を見ると、昨年と同じで1番人気は「サッカー」55.4%で、2番目は「野球」。また、「バスケットボール」が前年比で倍増(2.0%→4.0%)した。
スポーツ選手に次いでポイントの伸びが大きかった「研究者」5.2%は、過去最高に並ぶ5位に順位を上げ、恐竜や化石、昆虫が研究対象として過半数を占めている。年々人気が高まっている「ゲームクリエイター」2.0%も、初めて10位に入った。

女の子の将来就きたい職業は、調査開始以来26年連続で「ケーキ屋・パン屋」21.3%が1位で、内訳はケーキ屋が8割を超え、圧倒的な人気。ドーナツ屋、クレープ屋といった回答もあり、おいしくて見た目のかわいいスイーツに夢中であることがうかがえる。
2位の「芸能人・歌手・モデル」12.4%は、昨年(7.3%)から大きくポイントを伸ばし、内訳を見ると8割以上がアイドル志望で、アイドルブームに沸いた10年前に迫る勢い。
「保育士」5.6%も昨年の8位から大きく順位を上げ、10年ぶりに3位になった。小1女子にとって身近な仕事の1つで、いつの時代も一定の人気を集め上位を維持している。
「アイスクリーム屋」5.0%は、2年連続で順位を上げ5位で、20年前と比較すると、ポイントは5倍(0.9%→5.0%)に上昇。人気職業の1つに定着した感がある。

一方、男の子の親が「就かせたい職業」は、「公務員」20.8%がダントツの1位。今年もポイントを伸ばした「会社員」11.1%は、4年連続の2位で、20年前(5.0%)に比べて倍増しており、親からの人気が高まっていることが分かる。

また、女の子の親が「就かせたい職業」は、「看護師」14.5%が26年連続でトップ。根強い人気は健在だが、ポイントは2年連続で下がっている。その一方で、昨年に続き3位の「会社員」8.4%は、男の子の親と同様、2年連続でポイントを伸ばした。
この調査は、今年4月に小学校に入学する子どもとその親(クラリーノ製ランドセルを購入した人)を対象に、2023年5月~2024年2月にかけてインターネットで実施した回答分から有効回答を抽出した。有効回答数は、子ども4000人(男女各2000人)、その親4000人。なお、子どもの調査は1999年から2024年まで通算26回目、親の調査は1992年から2024年まで通算33回目。
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