2025年10月28日
夏休みの宿題、小中生保護者の約8割が「手伝った」と回答=KADOKAWA「ヨメルバ」調べ=
KADOKAWAは27日、同社が運営する、子どもの読書を応援するサイト「ヨメルバ」が、小中学生の子どもを持つ保護者170人を対象に実施した、「夏休みの宿題に関するアンケート調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、小1~中3までの子どもがいる保護者に、2025年の夏休み、「学校からどのような宿題が出たか」を聞いたところ、最も多かったのは「ドリル」で、90%以上が「必須・または任意で宿題があった」と回答。
夏休みの宿題の定番といえば「自由研究」と「読書感想文」というイメージがあるが、「自由研究」は宿題としてあったと回答したのは7割で、必須だったのはその約半分という結果だった。「読書感想文」も宿題として出されたという回答は67%で全体では4位だったが、実際に取り組んだという回答は43%で、取り組んだ宿題の中では8位という結果になった。

学年別にみると、小学校低学年では「日記・絵日記」が100%で、回答した38人全員がこの宿題があったという結果になった。また、小学校中学年以上との違いとして、「植物の観察」が3位と上位に入った。中学年~高学年では「自由研究」「読書感想文」が上位に入っているが、中学生以上になると「自主学習・調べ学習」が2位で、より「学習」に特化した宿題に変化している。

また、子どもがどの程度宿題を管理できていたのかを聞いたところ、4割以上が「宿題の内容は把握していたが、進捗は管理できなかった」と回答し、「自分で進捗管理ができていた」と回答した保護者より10%程多い結果になった。子どもの年齢にもよるが、多種多様な宿題を、夏休み中に子ども1人でやり遂げるのはなかなか難しいようだ。

そこで、「子どもの夏休みの宿題をどの程度手伝ったか」と尋ねたところ、約8割(78.2%)が「何らかの形で宿題を手伝った」と回答。「半分以上手伝った」という保護者も26.5%と少なくなかった。

では、具体的にどのようなことをサポートしたのか?「子どもの夏休みの宿題をどのように手伝ったか」と聞いたところ、最も多かったのは「宿題の進め方やスケジュールについて相談・アドバイスした」というもので、半分以上の保護者が回答。どの宿題をいつまでにやるか、時間がかかる宿題はどうやって進めるか、といった、子どもにはなかなか難しい進捗管理の部分を手伝った保護者が多かった。また、出された宿題として最も多かった「ドリル」も保護者への影響が大きいようで、「ドリルや問題集の丸つけをした」という保護者が37%に上った。
一方で、「夏休みの楽しかったことを絵で描く宿題が出たので、忘れないうちに早くさせたが、あとからもっと楽しい思い出ができ、描くタイミングが難しいと思った」と、早く進めたことが裏目に出た意見もあった。進め方やタイミングは、保護者にとっても大きな悩みのようだ。
この調査は、全国の「ヨメルバ」会員を対象に、9月1~30日にかけてインターネットで実施した。今回の調査結果は、有効回答数455人のうち、小中学生の子どもを持つ170人の結果を掲載。
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