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2025年12月23日

朝日学生新聞社、中高生の約8割「単願制よりデジタル併願制がよい」

朝日学生新聞社は19日、東京大学マーケットデザインセンターと実施した、公立高校入試制度の「デジタル併願制(DA)」に関する中高生の意識調査の結果を公表した。

中高生の約8割が「単願制を問題と思う」「併願制(DA)のほうがよい」

調査は10月23日~11月17日にインターネット上で行われ、回答者は中学生300人、高校生92人など。多くの都道府県で採用されている公立高校入試の「単願制」(1校のみ出願可能)について、約77%が「問題だと思う」と回答し、約82%が「併願制(DA)のほうがよい」と答えるなど、制度見直しへの期待が強いことが示された。

単願制から併願制(DA)になった場合の出願行動の変化

デジタル併願制は、受験生が複数の公立高校に志望順位を付けて出願し、各校が示す合格順位とマッチングすることで、志望校群の中から唯一の合格を決める仕組みで、「受入保留(Deferred Acceptance)アルゴリズム」を用いる点が特徴。仮想設問では、第1志望だが合格が難しい高校Aと、合格可能性が高い高校Bを想定した場合、単願制では高校Bに出願するとした層(147人)のうち約85%(125人)が、併願制なら「Aを第1志望、Bを第2志望として2校に出願する」と回答し、挑戦的な志望行動が増える可能性が示唆された。

自由記述では、経済的事情などで”安全校”を選びがちな現状への不満や、「不合格の不安を減らし自分のペースで学べる」といった賛成意見がある一方、人気校への集中や学校間格差拡大を懸念する声、単願制の経験が努力の原動力になったとする反対意見も挙がった。

朝日中高生新聞は紙面・デジタルで内容を紹介し、東京大学マーケットデザインセンターも今後、詳細分析を特設ページで公開するとしている。

関連URL

朝日中高生新聞/朝中高プラス

単願制見直し:公立高校入試のDAアルゴリズムを用いた併願制についての情報ページ

朝日学生新聞社

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