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2024年8月21日

SB C&Sの教育チームに必要だった元教員たちの想いとGIGAスクール構想とは?

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1人1台端末を活用しても授業が変わらない。そんな声は今、あちこちで聞かれる。多くの自治体や学校は、児童生徒による主体的な学びをめざして授業改善に取り組んでいるが、いまだに「授業が変わらない」「教師が教える授業から抜け出せない」といった声はよく聞かれる。

SB C&SエデュケーションICTチームは、まさにこうした課題に向き合い、授業でのICT活用推進に力を入れているチームだ。そんな同チームには教職を辞めて加わる教員もいる。なぜSB C&Sは元教員たちを巻き込めるのか、彼らに話を聞いた。

iPad活用を通して、実現したい教育の未来にコミットする

SB C&SエデュケーションICTチームは、2012年から教育機関へのiPad導入や利活用等のコンサルティングを行っている。その活動の結果、Appleの教育分野における最上位パートナープログラムの「Apple Authorized Education Specialist」に認定。重ねて「Apple Professional Learning プロバイダ」という、教師やリーダー、IT担当者のために革新的な研修プログラムや体験を提供できる企業認定もされており、Apple Professional Learningスペシャリスト基礎インストラクターも5名在籍している。また単なるモノの導入で終わることなく、iPad活用を通して各教育機関がどのような教育を実現させていくのか、そこにコミットして動いているのが同チームの持つ強みだ。教員のマインドチェンジを促す研修を行うなど、意識改革にも踏み込み、現場で長く定着するiPad活用をサポートしている。

SB C&Sが提供する教育サービス。
検討段階から利活用のための研修までトータルサポート

教育を語るときの目線が違う。本気で熱量を持って教育に関わる企業人

そんなSB C&Sの教育チームに最初に加わったのは、元小学校教員/元大分県教委指導主事の土井敏裕氏だ。同氏は県教委の職員として初めて同チームのメンバーと話したとき、教育を語るときの“目線”が違うと感じたという。

「それまでも多くの企業人と関わってきましたが、ほとんどの方は自社製品を通して教育を語っていました。ところがSB C&Sのチームは主語が製品ではなく、教育や子供を主語に我々と話ができたので、企業人として本気で熱量を持って教育に関わっていると思いました」と土井氏は語る。

株式会社Doit/大分県授業デザイン研究会 代表 土井 敏裕氏。小学校教員13年、大分県教委指導主事 県教育センター指導主事5年の経歴を経て2019年2月に教職を退職。2019年3月に株式会社Doitを立ち上げ、SB C&Sの教育チームに加わる

一方で、土井氏はその頃、もっと教育を変えていける人を育てたいと思うようになっていたという。大分の県内ほぼ全域でiPad導入に関わった知見を生かして、大分だけじゃなく未来の教育を担う若い世代のために自分の時間を使いたいと考えるようになった。「このチームと一緒にやれたら教育を変えられる可能性が高まるかも」と考え、教職を辞めてチームに加わったという。

現在、教員のリーダー育成研修などを担当している土井氏。SB C&Sのチームについて、「皆がよく勉強していると思います。経験の差はあれど、それぞれがパフォーマンスを発揮していますし、教育現場のことをもっと知ろうとアドバイスも求められます。そんな姿を見ていると、子供たちの幸せを願う企業人もいることを現場の先生方にも知ってもらいたいですね」と土井氏は語る。これからも子供たちのことを一番に考えるチームでありたい。そのために教育における大切なことを言い続けていきたいと意欲を語ってくれた。

授業での活用や教員の意識改革、研修内容に共感できた

続いては、元私立中高一貫校の管理職で現在は聖徳学園中学・高等学校のProgram Coordinatorでもある品田健氏。同氏は専任としての管理職を退いた後、2023年4月よりSB C&Sのチームに合流した。同チームの教育に対する想いはもちろん、チームが提供していた教員研修の内容に共感したという。

一般社団法人 Yohaku Education/聖徳学園中学・高等学校Program Coordinator 品田 健氏。元国語科教諭。私立中高一貫校の学校広報や管理職を務めるとともに、現在所属している聖徳学園中学・高等学校ではSTEAM教育の授業開発などに取り組んできた。2023年4月に同法人を設立し、SB C&Sのチームに加わる

「アプリの使い方や操作方法を学ぶ研修は多くありますが、それだけで先生方が授業の中で使えるようになるのは難しいです。その点、SB C&Sの研修では授業の中での使い方や児童生徒たちがどのように変わっていくのかなど掘り下げて研修していて、本当に活用の部分を大事にしていると思いました。教員のマインドチェンジに関わる研修なんかは、講師側にも熱量が求められますからね」と品田氏は語る。こういう研修を自分もサポートできるのであれば、教育を変えていく一助になれるかもしれない。そう考えてチームに加わったという。

実際に一緒に働いてみて、「自分にしかできない仕事なので、ものすごく充実感があります」と語る。私学の管理職としてのキャリアやiPadの導入・活用で培ったノウハウを生かし、教員研修だけでなく、チームのメンバーにも提供できるものがたくさんあるという。

「チームのメンバーは現場にもよく行って、先生方の課題や、子供の姿をよく見ていますね。どうすれば学校がめざす教育を実現できるのか、よく考えて、本気でやっていると感じます」と品田氏。今後は管理職やリーダーシップ層への研修をさらに充実させて、現場の先生がもっとチャレンジしやすい環境づくりに挑戦したいと語っている。

iPadを売りたいのではなく、教育を変えていきたい人たちだった

東京都立特別支援学校の教員だった海老沢 穣氏も、品田氏と同様に教職を辞めて、2021年4月にSB C&Sのチームに加わった。当時を振り返って海老沢氏は、公立学校の枠を超えて、ICT活用を広げる手伝いをしながら、自分の世界をもっと広げていきたいと思ったという。

一般社団法人SOZO.Perspective/東京都立特別支援学校外部専門家/新渡戸文化学園 NITOBE FUTURE PARTNER 海老沢 穣氏。都立特別支援学校指導教諭として25年務めた後、2021年4月同法人を設立してSB C&Sに加わる。ICTの積極的な活用を行い、子供たちのアイデアや表現を引き出す授業実践に取り組む

「チームの人と話していて、この人たちはiPadを売りたいのではなく、教育を変えていきたい人たちだと思いました。企業でもここまで教育を変えたい人がいるんだと正直驚きました」と海老沢氏。また、iPadの教員研修においても授業での活用まで考えて、教育を丁寧に語っていたことが好印象だったという。公立学校では人が入れ替わる度に振り出しに戻ってしまい、ICT活用がなかなか広がらないことに限界も感じていたという海老沢氏。特別支援学校の授業をもっと児童生徒主体の学びに変えていけるように、違う立場でやってみようと考えたようだ。

現在はSB C&Sのチームで研修講師を務める海老沢氏。すごく気持ちのいい人が多いチームだと話す。また仕事内容についても、「自分の専門性を軸にして、仕事のひとつ、ひとつがいろんなことにつながっているのを実感します。やればやるほど掛け算で自分にしかできない領域があることに気づかされ、仕事の世界が広がっていきます」と語っている。今後は、特別支援学級や不登校、発達障がいなど、ICTで学びの選択肢が広がる子供やそこに関わる教員の支援も行っていきたいと語った。

GIGAスクール構想に対する危機感、この4年でどんな授業が増えたのか

2024年4月からチームに加わった吉本悟氏は、それまで福岡市教育委員会 福岡市教育センター人材育成課に所属しており、主任指導主事として教員研修やモデル校のサポートなどを担っていた。そんな立場からGIGAスクール構想を見ていて危機感を持ったという。

一般社団法人Plearny Edu/福岡女子商業高等学校Learning Conductor 吉本 悟氏。公立中学校や福岡教育大学附属福岡中学校の国語科教諭を10年務めた後、教頭へ。その後、公立高校へ異動し学校改革に関わった後、福岡市教育センターの主任指導主事を経て2024年3月に教職を退職。同年4月よりSB C&Sに加わる

「この4年間で、どんな授業が増えて、どんな子供たちが育ったのか、それを検証して次のICT環境整備を考えることが重要だと思っていますが、そうした話は聞こえてこないですね」と吉本氏。テクノロジーは常に変わるものであり、iPadありきで考えているわけではないが、子供たちにはどんな時代になっても自分はできるという感覚を持って社会に巣立ってほしい。そのためには創造性が重要で、今のところiPadが良いと考えていると吉本氏は語る。

そんな吉本氏の考えに対して、SB C&Sのチームも同じことを語っていて大いに共感できたという。「このチームとなら世の中に対して自分ができることを最大化できると感じた」と吉本氏。より多くの教室や自治体の変革を支援できる可能性を感じて、教職を辞めることを決意したようだ。

実際に同チームと働いてみて、やるべきだと思っていることに専念できる環境だと話す。「以前は、自分はこうしたいと思っても、組織としてまだ早いのではないかと躊躇してしまうこともたくさんありました。今はその心配もないうえに、率直な考えを尊重してもらえる。慎重にコミュニケーションや関係性を築いてベクトルの向きを調整することよりも、前へ進むことに集中できていますね」と話す。皆がひとつのビジョンに向かって走っている感じがあるというのだ。明日の授業が楽しみ、学校が楽しいという世の中をこのチームと一緒に築いていきたいと語ってくれた。

企業チームが元教員とひとつになることで教育のあるべき姿でいられる

ICT教育の最前線で力を発揮していた元教員たちが集まるSB C&Sの教育チーム。12年前から同チームを率いるSB C&S エデュケーションICT統括部長の古泉 学氏は、「iPadなどのICT機器を活用することに正しい答えはなく、探し続けるものだ」と語っている。

SB C&S エデュケーションICT統括部長の古泉 学

先の予測が難しい今の時代、未来の社会で活躍できる人材育成をめざす教育においても正しい答えがあるわけではない。全ての教員が児童生徒に求められる資質・能力を見極めながら「目指すべき教育」の答えを探し続けている。

「だからこそ、土井さん、品田さん、海老沢さん、吉本さんの様な方々と理想を探求しながらも、その実現のために悩まれている教育関係者の方々に寄り添うチームを目指しています。ICT機器の活用率や利用方法だけにフォーカスするのではなく、個性あふれる子どもたちの笑顔が増える授業、誰もが楽しく学校にいける環境、もっと学びたくなる授業作りのためのICT環境整備や活用のサポートをしていきたいと考えています」と古泉氏は語っている。

1人1台端末や様々な教育サービスの導入をきっかけに、学校と企業の関係はさらに深まり、めざす教育をつくる同士として、企業側にも本気の教育目線が求められている。子供たちのために変革していく授業やチャレンジする先生と企業は本気で向き合えているか。SB C&Sの教育チームは、元教員たちとひとつになることで同じ熱量と同じ目線をもつチームを築いている。

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