2015年2月23日
クエストカップ実行委員会/”うどん”で食糧問題解決 聖学院中学校がグランプリ
クエストカップ実行委員会は21日、中高生がプレゼンテーションを競う「クエストカップ 2015 全国大会」を開催し、聖学院中学校(東京)が参加校1465チームの頂点に立った。
「クエストカップ」は、実在企業6社から出された課題を、一年を通じて探究しチームで何度も議論を重ねたアイデアを発表する大会。参加者は、インターネット教材「エデュカネット」にアクセスして一年間を通じ、課題に取り組んできた。
全国大会には、参加70校1465チームの中から、予選通過した80チーム350名が参加。会場となった法政大学でプレゼンテーションを競い合った。
グランプリを受賞したのは、初出場の聖学院中学校の「UDON」チーム。テーブルマークが出した、「20年後の”食のシーン”をデザインする」という課題に取り組んだ。
アフリカの食糧不足を例に、貧困問題を抱える地域の子どもたちに届ける食べ物として、温かくても冷たくても美味しく、宗教が違っても食べられるものとしてうどんを提案。
さらに、うどんを食べて育った子どもが大きくなり、その美味しさを広めるために、うどんを製造する工場を作り雇用を生み出すまでを描いた。
地球の課題に目を向けたスケールの大きさが評価され、グランプリを受賞した。
準グランプリには、育英西高等学校(奈良)の「Oh-Buuuuurns!!!」が受賞。
東日本大震災から、少しでも早く災害を予測することができれば、という点に着目。災害前の動物の異常行動を宇宙から観測するシステムを提案した。
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