2013年12月10日
北区立赤羽台西小/タブレットを使って昔の道具と暮らしを学ぶ
東京都北区立赤羽台西小学校は6日、「協働的な学びを高める学習環境デザインの創造~ICTの活用を通して~」をテーマにした研究発表会を開催した。
会場となった赤羽台西小学校には学校関係者や学生らが集まり、「ICTの活用」「協働的な学び」「学習環境デザイン」の3つの視点のいずれかをテーマとした11学級の授業を公開した。
社会科の公開授業(3年2組)では、清水延昭教諭が「昔の道具と人々の暮らし」をテーマとした授業を展開。古くから残っている暮らしに関わる道具や、それらを使っていた頃の暮らしの様子について調べ、生活の変化や発展について考えることを学習の狙いとしたもので、それぞれの班に昔懐かしい火鉢や湯たんぽ、コンロなどが配られた。
児童たちは、そうした昔の道具を観察し、班の仲間同士で使い方などについて話し合う。さらにタブレットを使って撮影した画像を確認し合い、そこでの発言を元にさらに工夫を加えていく。撮った写真をすぐに画面に映し出せるタブレットの特性を生かした使い方で、児童たちも操作に悩むこともなく、作業はテンポよく進められていった。作成した道具の特徴をとらえた画像等を、無線LAN経由で電子黒板に映し出し、班ごとに発表を行った。
こうしたグループによる学習では、一人で分かることはもちろん、話し合いながら皆が分かるようになることで理解が深まり、達成感が生まれるという。
公開授業の後、千葉大学大学院 藤川大佑教授、大東文化大学 上野正道准教授、北区教育委員会 畔柳政之統括指導主事、赤羽台西小学校 大石小百合研究主任らがパネリストになり、パネルディスカッションを行った。
北区立赤羽台西小学校は、2011~13年度の北区教育委員会研究指定校として、これまでも授業でのICT活用を通して協働的な学びについての研究を行ってきた。こうした取り組みを通して、「ICTの活用」「協働的な学び」「学習環境デザイン」といった面での授業の質的向上が進んでいるという。
問い合わせ先
北区立赤羽台西小学校
電 話:03-3907-2475
最新ニュース
- システム ディ、秋田県教育委員会が「School Engine Web出願システム」を導入(2025年12月5日)
- ICT教材「すらら」、不登校支援で導入自治体数・ID数ともに過去最高を記録(2025年12月5日)
- ガイアックス、石川・富山・福井の小中高校に起業家教育の講師を無償派遣(2025年12月5日)
- 計算力は高いのに自信のない日本の子どもたち、小4・中2国際調査からわかった意識と実力のギャップ =スプリックス教育財団調べ=(2025年12月5日)
- 就活生の67.4%が「資格は就職に有利になる」と回答 =Synergy Career調べ=(2025年12月5日)
- 保護者の4割以上が学童保育に「勉強」と「安心」の両立を要望 =NEXERとHokally調べ=(2025年12月5日)
- 大学受験、保護者が最も不安を感じるのは「高3の秋~冬」=塾選調べ=(2025年12月5日)
- テックタッチ、早稲田大学が独自の出張申請システムに「テックタッチ」導入(2025年12月5日)
- 次世代ロボットエンジニア支援機構、「女性エンジニアの増加」目指しロボット・AI教材普及のクラファンを開始(2025年12月5日)
- 小中生向けプログラミング教室「CodeCampKIDS」、Scratchプログラミングコースをフルリニューアル(2025年12月5日)

















