2015年2月13日
東京学芸大学/学校・大学・教育委員会の三位一体で作る授業の発表会
東京学芸大学は10日、公開研究発表会「チームでつくる体育授業の実践~学校・大学・教育委員会の三位一体の取り組みをとおして~」を、東村山市立第3小学校で開催した。
このプログラムは、文部科学省の受託研究として委託されている、「総合的な教師力向上のための調査研究事業」の一環として、学生たちが現職の教員と実際の学校で、実際の子どもたちの授業を対象に、授業改善を繰り返しながら、教師としての力量を高めていくことを目指しているもの。
今回は、東大和市内の小中学校教員で体育研究グループを構成し、そこに大学教員、付属小中学校の教員と大学院博士課程と修士課程の学生も含めた学生グループが加わり、アクションリサーチ的に授業実践に取り組んだ。教員と学生の垣根を越えて議論や実践を繰り返し、より良い「体育授業づくり」を目指して昨年4月から協働で進めてきた。
発表会の冒頭挨拶に立ったプロジェクト代表で東京学芸大学の鈴木直樹准教授は、「最近の学生は意識が高く、よく学ぶしボランティア活動などにも積極的だ。ただ、学校現場に行くと大学で学んだこととギャップがあって、役に立たないという声を聞く。社会が変化すれば教育の現場も変化が必要になる。社会の変化に合わせた研修プログラムが必要である」と、今回のプロジェクトの必要性を語った。
挨拶の後、映像で紹介された「授業づくりの足跡」では、学生や教員が試行錯誤や議論を繰り返しながら、共に目指す新しい授業への“思い”が熱く語られていた。
授業実践では、グループで授業づくりに取り組んできた学生や教員が担当教師となって、5年生「It’s a SUMO world」、1年生「多用な動きをつくる運動遊び」、2年生の「かかわり合いを重視した体つくり」という「体つくり運動」の授業をそれぞれ発表した。取り囲んだ教員や学生は、担当教師の指導や子どもたちの動きを、注意深く観察していた。
中学校グループの、ハートレートを使って心拍数を把握することで、自分に適した走り方を見つける「持久走」の授業づくりは、映像を使って報告された。
昼食時間を利用して行われた「体育授業へのICT導入入門」と題するランチョンセミナーでは、鈴木准教授がハートレートとiPad、大型ディスプレイをつかった心拍数管理の実践を紹介した。
また、お茶の水女子大学附属小学校の石塚 諭教諭は、iPadminiを使った使用場面と学習効果について報告した。分かり易いコンテンツを使った「課題提示」や、「評価場面」における「気づき」や「自己評価」「共有」で有効だという。
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