2015年4月21日
エルピクセル/日本初の人工知能を用いた研究画像不正検査サービス
LPixel(エルピクセル)は20日、生命科学分野の学術論文の画像を中心に、人工知能のサポートを受けて専門家が切り貼りや加工などの不自然な箇所がないかを検査する受託サービス「LP-exam Cloud」(特許技術採用)を開発し、販売を開始した。
このシステムを導入することにより、大学などの研究教育機関や専門雑誌の出版社は、今まで見過ごしていた安易な不正画像を事前に検出し、世の中に出ることを防ぐことができるという。

「LP-exam Cloud」では、人工知能が画像不正の有無を推定する。全国の大学・研究機関は画像をアップロードして解析の結果を待つだけであり、研究者に余分な時間的負担を課さないことが特徴。画像に対する加工が推定されたものについてはライフサイエンス研究と画像解析の双方に精通した専門家が確認し、解析レポートを作成する。
料金は毎月の定額制で毎月約3万円、1画像約500円から解析が可能で、研究室単位での導入も可能だとしている。
LPixelでは2014年4月に、「画像不正検出ソフトウェアLP-examオンライン版」を無償で公開し、誰もが論文の画像について解析できる環境を提供することで研究不正の抑止力となることを目指してきた。
しかし、画像不正を体系的に検出して防ぐには不十分であり、大学や研究機関には性善説に頼らないシステマチックな検査体制の導入が必要とされていた。 今回、同社は研究画像に対する加工の有無を自動的に推定するために画像自動分類の特許技術(東京大学の特許の実施許諾済:日本国特許 第4688954号 / 米国特許8260063 / 欧州特許出願08751572.2)を採用し、大学や研究機関が画像をアップロードするだけで安易に不正・加工の有無を検査することを可能とした。
同社は人工知能のサポートを受けた専門家による解析レポートを作成し、今まで膨大な時間がかかるとして敬遠されていた不正加工の検査にかかるコストを大幅に削減し、画像不正が生じない環境の構築を支援するという。
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