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2015年12月14日
アクセンチュア/オープンイノベーションの中核組織を設立
アクセンチュアは10日、日本におけるオープンイノベーションの中核を目指す組織として、国内外のスタートアップ企業の技術、アイデアの集積から、それら技術やアイデアを活用した新規事業の創出支援、さらには地域市民を巻き込んだ地域課題の特定・解決まで、企業の成長や社会の課題解決などに資するオープンイノベーションを生み出す幅広い活動を集約させた新組織「アクセンチュア・オープンイノベーション・イニシアチブ」を設立したと発表した。
近年のデジタル化の急速な発展に伴い、あらゆる企業や組織、個人はデジタル技術を活用することで市場に創造的な破壊をもたらすイノベーションを創出することが可能となった。一方で、多くの企業にとっては、自社の成長戦略の実現や、イノベーションの創出による競争優位の確立のために最適なデジタル技術や協業先を見極めることが非常に困難な状況がある。
また、革新的なデジタル技術を広く迅速に社会に浸透させていくためには、業界や組織の壁を越えたエコシステムの構築が必須である。「アクセンチュア・オープンイノベーション・イニシアチブ」は、アクセンチュアのグローバルにおけるオープンイノベーションプログラムの一環であり、大企業とスタートアップ企業、教育・研究機関、地域社会など様々なプレイヤーをつなぐ橋渡し役を担うことで、企業や組織、地域社会が抱える課題の解決に向けて必要となる人、技術、アイデア、情報などが集約された、オープンイノベーションにおける日本の中核を目指すもだという。
ここでは、スタートアップ企業や教育・研究機関などが有する優れた技術やアイデアを発掘し、ビジネスと技術の観点から検証、整理していくとともに、発掘したスタートアップ企業と革新的なデジタル技術を欲する企業や組織との橋渡しの役割を担う。
アクセンチュアは、世界各所にオープンイノベーションの拠点を有しており、世界中のスタートアップ企業の技術やアイデアを日々発掘・検証し、整理している。「アクセンチュア・オープンイノベーション・イニシアチブ」はこれら世界中の拠点と緊密に連携しつつ、世界中で培った知見や情報に基づいてスタートアップ企業と大企業、組織との相乗効果の最大化を図るための仕組みを作りだす。
「アクセンチュア・オープンイノベーション・イニシアチブ」を統括するアクセンチュア 執行役員でデジタル コンサルティング本部の立花良範 統括本部長は、「企業や組織が長期的な成功を収めるためには、すべてのビジネスをデジタルに対応させることに加え、外部のパートナーと連携して広汎なエコシステムを形成し、スピーディかつ持続的にイノベーションを創出することが重要となります。継続的なイノベーションへの一つの解としてオープンイノベーションが世界で注目されている中、この度、日本においてイノベーション創出のために必要な機能を集約した組織を立ち上げることができ、非常に嬉しく思います。様々な企業や自治体、教育機関、ベンチャーキャピタルなどの間で、アクセンチュアがイノベーション創出の潤滑油として機能することで、日本におけるイノベーション推進に貢献してまいります」と述べている。
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