2016年4月12日
「情報科」担当教員の3割が免許外、文科省が是正求める
高校の共通教科「情報科」を担当している教員の3割近くが、免許外教科担任であることが、文部科学省の調査によって明らかになった。文部科学省では、免許外教科担任の乱用に釘を刺すとともに、「情報」の免許状を持つ教員の配置を促進するように声明を出している。
調査によると、2015年5月1日現在、「情報科」を担当している高校教員の数は5732人。その内、免許外教科担任は全体の27.6%にあたる1580人にのぼる。なお、情報科のみを担当している者は1170人(20.4%)、情報科以外の教科も担当している者は2982人(52.0%)。
文部科学省では、免許外教科担任について、「ある教科の教授を担任すべき教員を採用することができないと認めるとき」に一年以内に限り許可するものであるとし、安易な許可を行わないように求めている。
そのほかに、「情報」の免許状保有者の促進に向けた配慮事項として、「情報」の認定課程を持つ大学などと連携した計画的な保有率の向上、免許状保有者の計画的な採用を配慮事項としてあげるとともに、各種研修の受講機会の拡大などをあげている。
関連URL
最新ニュース
- みんがく、自治体向け「無償スタート応援!教育特化型の生成AI活用キャンペーン」開始(2025年3月14日)
- 教育ネット、タイピング大会 実証自治体を限定10自治体募集(2025年3月14日)
- アローリンク、長野県が「Liny」を活用し「ながの子育て家庭優待パスポート」をリニューアル(2025年3月14日)
- ChatGPTなどの対話型生成AI、「学校で利用したことがある」小学生は16.8%、高校生は27.7% =学研調べ=(2025年3月14日)
- 6割強の親が「老後の備えより子どもの教育費にお金を回したい」と回答 =ソニー生命調べ=(2025年3月14日)
- 「大人になって学んでおけばよかった」No.1は「金融知識」 =日本こどもの生き抜く力育成協会調べ=(2025年3月14日)
- 通信制高校の選択、約6割は子供自身の意思で進学を決定 =ウェブクルー調べ=(2025年3月14日)
- 放課後NPOアフタースクール、「共働き世帯の小学生の放課後の過ごし方」調査結果(2025年3月14日)
- サイボウズ、ソーシャルデザインラボ「不登校・行き渋りに関するインタビュー調査」(2025年3月14日)
- キズキ、「不登校保護者の夫婦関係」のアンケートを実施(2025年3月14日)