- トップ
- STEM・プログラミング
- NICTと富士通、医療現場で多言語音声翻訳の実証実験を開始
2016年9月12日
NICTと富士通、医療現場で多言語音声翻訳の実証実験を開始
情報通信研究機構 (NICT) と富士通は9日、多言語音声翻訳システムを活用した実証実験を2016年11月から2018年3月までの期間に行うことを発表した。
これは、「総務省委託研究開発・多言語音声翻訳技術推進コンソーシアム」の取り組みの一環として、昨年10月から東京大学とNICTが行っている多言語翻訳の臨床試験に、11月から富士通が加わり実施するもの。
近年、訪日外国人の増加に伴い、病院を訪れる外国人患者が増加しており、多言語による会話の支援が課題となっている。そこで本実証実験では、現在臨床試験で使用しているNICT開発の多言語音声翻訳アプリ「VoiceTra (ボイストラ)」の技術を基に、医療分野の専門用語を強化し、病院内のさまざまなシーンでの利用において音声認識や翻訳の精度を高めた新たな多言語音声翻訳システムと、富士通研究所開発の騒がしい環境でも人の音声を判別し翻訳の開始と終了の検出ができる音声解析技術、さらに、話者の位置を音声によって認識して適切な言語に切り替えるハンズフリー技術を使って、実際の医療現場で臨床試験を行い有効性を検証する予定。
病院内のさまざまなシーンにおいて、端末操作なしにハンズフリーでの会話を可能にすることで、患者と医療従事者の負担を軽減させることを目指している。
関連URL
最新ニュース
- みんがく、自治体向け「無償スタート応援!教育特化型の生成AI活用キャンペーン」開始(2025年3月14日)
- 教育ネット、タイピング大会 実証自治体を限定10自治体募集(2025年3月14日)
- アローリンク、長野県が「Liny」を活用し「ながの子育て家庭優待パスポート」をリニューアル(2025年3月14日)
- ChatGPTなどの対話型生成AI、「学校で利用したことがある」小学生は16.8%、高校生は27.7% =学研調べ=(2025年3月14日)
- 6割強の親が「老後の備えより子どもの教育費にお金を回したい」と回答 =ソニー生命調べ=(2025年3月14日)
- 「大人になって学んでおけばよかった」No.1は「金融知識」 =日本こどもの生き抜く力育成協会調べ=(2025年3月14日)
- 通信制高校の選択、約6割は子供自身の意思で進学を決定 =ウェブクルー調べ=(2025年3月14日)
- 放課後NPOアフタースクール、「共働き世帯の小学生の放課後の過ごし方」調査結果(2025年3月14日)
- サイボウズ、ソーシャルデザインラボ「不登校・行き渋りに関するインタビュー調査」(2025年3月14日)
- キズキ、「不登校保護者の夫婦関係」のアンケートを実施(2025年3月14日)