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2016年11月28日

高市総務相、高校・大学生によるプログラミング教育を視察

高市早苗総務大臣は23日、同省が進める「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業の実施校である、奈良女子大学附属中等教育学校主催のプログラミング講習を視察した。

この講習は、同校の4年生(高校1年生に相当)や奈良女子大学の3回生がメンターとなり、近隣の公立小学校5年生に対し実施しているもの。

児童とともにプログラミングでロボットを操作する高市総務大臣

児童とともにプログラミングでロボットを操作する高市総務大臣

児童は4名のチームに分かれ、「レゴマインドストームEV3」を教材に使用して、複雑なラインコースに沿ってロボットを一周させるプログラミングに挑戦する。高市総務大臣は、7つのチームをすべて巡回し、児童とともにプログラミングに挑戦した。

児童から操作方法を教わったり、高校・大学生メンターから助言を受けたりする場面も見られた。

高市総務大臣は、視察後、「児童がチームで協力しながら懸命に試行錯誤している姿に感動した。高校・大学生メンターも、若い目線で、教えないことによって教える、ヒントは与えるが答えは言わない、という方針で児童に接していたことも印象に残った。他人に教えることによって、自らもはるかに多くのことを学ぶ。それによってさらにスキルを向上させていく、ということは、将来どのような業界に出ても通用する人材育成になる」と感想を述べた。

さらに、高市総務大臣は、今後の総務省の方針について、「プログラミング教育を全国に普及していくには、指導者、教材、ICT環境が課題。来年度予算においても必要な額をしっかりと確保し、文部科学省と連携しながら取り組んでいく」と強調した。

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