2018年8月22日
「金メダル圧力が凄い!」国際情報オリンピック9月1日つくば市で開幕
JST(科学技術振興機構)は22日、「平成30年度国際科学オリンピック記者説明会」を開催した。
JSTでは、第5期科学技術基本計画に示されている「次代の科学技術イノベーションを担う人材の育成」のため、初等中等教育段階から優れた素質を持つ児童生徒を発掘し、その才能を伸ばすための次世代人材育成事業を推進している。
その一環として、理数系の意欲・能力の高い中高生が科学技術に係る能力を競い、相互に研鑽する場の構築を目的として「国際科学オリンピック」の支援を行っている。
この日は、2018年に参加した国際科学オリンピックの「数学」(清原 大慈さん)「化学」(増永 裕太さん)「生物学」(石田 廉さん)「物理」(大倉 拓真さん)「地学」(大野 智洋さん)「地理」(武藤 彰宏さん)の日本代表生徒が、参加報告を行うと共に、9月1日つくば市で開幕する国際情報オリンピック第30回日本大会に参加する代表4名(2名はビデオレター)が決意表明を行った。
筑波大学附属駒場高等学校2年の行方光一さんは、「昨年の国際情報オリンピックで日本は、金メダル3個に銀が1個、個人、国別共に世界一という凄い成績です。その流れの上に、今回は日本開催。もう金メダル圧力が凄いです」と期待の大きさにプレッシャーを感じさせながらも「国際情報オリンピックに参加しようと思ったのは、只で海外に行けると思ったから。今回はつくば市という素晴らしいところで開催されるので、観光も楽しみたいです」とユーモアを交えた挨拶で会場を和ませた。
国際情報オリンピックの日本代表は、行方さんの他、北九州工業高等専門学校3年の井上 航さん、N高等学校3年の清水 郁実さん、灘高等学校3年の細川 寛晃さんの4人。
国際情報オリンピック第30回日本大会は、IOI(International Olympiad of Informatics)
に加盟する87の国と地域から中高生の代表選手各4名が参加。5時間で3問を解く競技2
回を実施、各100点、合計600点満点で競う個人戦。問題は、課題を解決するアルゴリズムを考察してプログラムを実装。そのアルゴリズムの性能(効率や解の質)を競うというもの。
上位から順に、12分の1に金メダル、12分の2に銀メダル、12分の3に銅メダルが授与
される。
関連URL
最新ニュース
- 小中高等学校の教職員の6割以上が学校の通信環境に不満を感じている =ITSUKI調べ=(2025年2月14日)
- 全国の高等学校 1人1台の端末利用が95.3%=旺文社調べ=(2025年2月14日)
- 大学入試、60%が「学校推薦型・総合型選抜」で受験 =じゅけラボ予備校調べ=(2025年2月14日)
- スキルアップ研究所、「年代別のキャリアアップにおけるリスキリングの実態とその課題に関する調査」結果発表(2025年2月14日)
- TAG STUDIO、「英語コーチングを始める前に怪しいと感じたか」調査結果(2025年2月14日)
- インターパーク、大分県立情報科学高校でノーコードツールを活用したキャリアブーストハッカソンを17日開催(2025年2月14日)
- OPExPARK、信州大学医学部附属病院脳神経外科で手術記録システムOPeDrive導入(2025年2月14日)
- 次世代ロボットエンジニア支援機構、運営ボランティアなどを募集(2025年2月14日)
- ミカサ商事、教職員向けセミナー「生成AIの力で広がる学びの場」22日開催(2025年2月14日)
- 永賢組、最新AI技術をプロから学べる小中学生向け無料イベントを3月22日開催(2025年2月14日)