2018年9月13日
国内3、米国10の大学が連携して国際協働オンライン学習プログラム開発
上智大学・お茶の水女子大学・静岡県立大学の3大学が合同で申請した事業「⼈間の安全保障と多⽂化共⽣に係る課題発⾒型国際協働オンライン学習プログラムの開発」が、2018年度文部科学省「⼤学の世界展開⼒強化事業 ~COIL型教育を活⽤した⽶国等の⼤学間交流形成⽀援~」に採択された。
このプログラムでは、オンライン教育「Collaborative Online International Learning」(COIL)を利⽤した遠隔教育と交流事業を軸に、⽇本と⽶国の2国間の⼤学間連携を図っていく。
⽇本側の3⼤学、⽶国側はこの3⼤学の協定校を中⼼とした10⼤学が参加。学⽣へのグローバル教育機会の提供、連携⼤学と地域社会のリソースを活⽤した多層的な学⽣交流の推進、国際協働オンライン学習プログラムの第3国への展開を通じた途上国での教育格差是正への貢献、の3つを⽬標に掲げ9⽉から活動を展開している。
プログラムの最⼤の特徴は、国内連携3⼤学の強みを組み合わせた、国内循環型のマルチキャンパスでの留学⽣受⼊プログラムの実施。
東京の2⼤学で講義を受けた留学⽣が静岡県⽴大学を通じて静岡県内の企業・団体でのインターンシップに参加することで、地⽅での国際交流と新たな形の産学連携を促進する。
また、東京の⼤学間では、上智大学では英語による講義、お茶の⽔⼥⼦大学では⽇本語教育を中⼼に提供し、各⼤学のリソースを最⼤限に活⽤。
授業科⽬へのCOIL導⼊を促進し、⽶国⼤学とつなぐことで、経済的理由や⼤学の履修カリキュラムの関係上、留学機会が得にくい学習者に、⽇本にいながらにして⽶国の学⽣と共に学ぶ場を創出する。
いずれも国連が掲げるSDGs(持続可能な開発⽬標)を達成していくために⽋かせないグローバル・シティズンシップ教育の要素をなすもので、教育機会普及の実現と次世代教育の可能性開拓を企図している。
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