2019年6月28日
東京工業大、パブリックブロックチェーンのシミュレータを開発・配布開始
東京工業大学 情報理工学院の首藤一幸准教授の研究グループとサイバーセキュリティ研究センターは、ブロックチェーンネットワークをPCチェーン上で模擬して性能や安全性を検証できるパブリックブロックチェーンのシミュレータ「SimBlock」を開発し、6月からオープンソースソフトウェアとして公開、無償配布を開始した。
「SimBlock」は、インターネット上の多数のノード(サーバ)からなるブロックチェーンネットワークを模擬するソフトウェア。一般的なPC上で動作し、ブロックチェーンネットワークを構成するノードの挙動を比較的簡単に変えられ、1万台近くに達するノード群のインターネット上でのふるまいをシミュレートすることができる。
技術者や研究者は、この「SimBlock」を使うことで、改良や新手法がブロックチェーンにどのような影響を与えるのかをPC上で調べることができ、これによって、Bitcoinなどの既存ブロックチェーンの改良や、独自に考案したブロックチェーンを手元のPCで実験して性能や安全性を検証することが可能となる。
現在の「SimBlock」は、Bitcoin、Litecoin、Dogecoinの規模やブロック生成間隔、インターネット越しのノード間通信時間を模擬できる。ノードのふるまいを変えたい場合は、Java言語で開発されている「SimBlock」の当該箇所に変更を加えることで、ブロックチェーンネットワーク上で何が起こるかを調べることができるとともに、ブロックチェーンのパラメータ、インターネット上での通信速度をさまざまに変えることもできる。
また「SimBlock」は可視化機能を備えており、ノード間通信とブロック高を地図上でアニメーション表示して、何が起きているかを直観的に確認することができるという。
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