2019年9月12日
74歳以上のシニア、3人に1人が「スマホのおかげで若返る」=レノボ調べ=
レノボはテクノロジーが日常生活と社会に与えるインパクトについて国際調査を実施し、11日その結果を公表した。

調査は日本をはじめ米国、メキシコ、ブラジル、中国など世界10カ国の1万5000人以上を対象に、今年の3月から4月にかけて実施された。それによると、日本では74歳以上の世代の3人に1人が、日頃からスマホなどに触れていることで「若返る」と回答し、情報弱者と思われがちなシニア層の日常生活をテクノロジーが活気づけていることが明らかになった。実年齢より何歳若返った気分を味わえるかという問いには、平均15歳という結果が得られた。
日本での調査対象者の半数以上にあたる52%が、テクノロジーによって遠くに住む家族や友人と連絡を取り合うのが容易になったと回答、また69%がテクノロジーによる知識が深まっていると答えている。
こうした傾向はグローバルでも現れており、調査対象10カ国平均では、日本と同じく74歳以上の世代の32%が若返り感を肯定したが、国別では濃淡も見られ、イタリアでは59%が肯定的な回答をしたのに対し、フランスでは14%にとどまった。

一方、若年層に同様の質問をしたところ、日本のZ世代(同調査では18-23歳)では、テクノロジーのおかげで実年齢より大人になった気分を感じているとの回答が34%に達した。この数値はグローバル平均である16%の2倍以上で、調査対象国中トップとなった。さらに、実年齢より何歳大人びた気分かと訊ねたところ、日本の回答者からは平均6歳という結果が得られ、いずれも1歳を下回った他の国々と比較して著しく高い数値となった。
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