2019年10月21日
来春卒の採用、内定者充足率の平均76.2%で前年より低下 =DISCO調べ=
ディスコ(DISCO)は全国の主要企業を対象に、正式内定解禁を迎えるタイミングでの採用活動の進捗や20年卒採用の内定充足状況、21年卒の採用についての予定や方針などを調査し、18日その結果を公開した。

それによると、2020年3月卒業予定者の採用に関しては、採用選考を「終了した」が56.3%、内定者充足率の平均は76.2%で前年より低下。ここまでの採用活動の感想は「とても厳しい」「やや厳しい」を合わせて82.9%となった。前年よりも内定者が「増えた」33.2%、「減った」24.5%で、採用結果の満足度は「質・量ともに満足」がやや増加するも、量への不満が目立った。
2021年3月卒業予定者の採用については、採用数が「増える」の回答が15%で「減る」を上回った。採用予算は「増える」と「減る」が同率だった。採用活動の開始予定時期を訊ねたところ、面接開始は「3月」に、内定出しの開始は「4月」に集中する傾向が見られた。採用で注力したいことは「インターンシップの実施・見直し」が6割で最多、「早期接触学生のフォロー」は4割となった。また、利用予定メディアは「就職情報サイトへの情報掲載」90.8%、「自社採用ホームページ」84.8%と続いた。
インターンシップについては「夏季」「秋季」実施企業の増加が目立ったが、夏季実施企業の満足度は低下した。また、参加後のフォロー施策は「参加者限定早期選考の案内」が54.8%で最多となった。
調査は9月25日~10月4日に実施され1474社から回答を得た。
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