2020年2月3日
有料動画アプリの利用者、昨年同月から40%も増加 =ニールセン デジタル調べ=
ニールセン デジタルは、同社のスマホ視聴率情報「ニールセン モバイル ネットビュー(Nielsen Mobile NetView)」のデータをもとに、昨年12月の日本における無料/有料動画アプリの利用状況まとめ、1月31日に発表した。
昨年12月のスマホアプリからの無料動画と有料動画の利用者数(上位5アプリを集計)をみると、無料動画は昨年同月から6%増加し4886万人、有料動画は40%増加し1170万人だった。
無料動画の増加率が一桁に留まったのに対し、有料動画は増加率が加速し、ついに1000万人を超える規模まで成長した。
ここ数年、有料動画サービス各社がオリジナルコンテンツに力を入れる中で、日本独自のコンテンツも充実し、スマホでの視聴環境も整備。増加率も年々増えていることから、2020年も引き続き利用者数が拡大する見通し。
利用者数を男女別にみると、無料動画アプリでは男性が2358万人、女性が2528万人で、有料動画アプリは男性が559万人、女性が612万人。ともに女性の利用者が多かった。
特に有料動画アプリでは、昨年までは男性の利用者数が女性と同程度だったのに対し、2019年は女性利用者が急速に増加し、男性を上回る結果となった。
女性の利用者数増加を牽引しているのは「Amazon Prime Video」で、昨年同月から59%増加。ここ数年、「Amazon Prime Video」は男性の利用者数が多いことが特徴として挙げられていたが、女性との利用者数の差は年々縮まっている。
各サービスの性年代構成比が変わってくることは、視聴されるコンテンツや、利用時間・回数など、サービス全体としては視聴傾向が変化していることを意味しており、引き続き各セグメントの動向の変化に注目していく必要がある。
次に、各動画アプリの利用回数と利用時間を男女別にみると、無料動画アプリは利用者数が多いだけでなく、利用回数も有料動画アプリより多く、男性では月間平均44回、女性では35回と1日1回以上利用されていた。
また、無料動画アプリの利用者数では女性が多かったのに対し、利用回数と時間は男性の方が多く、エンゲージメントが高いことが分かった。
一方で、有料動画アプリでは女性のエンゲージメントが男性よりも高く、月間平均17回、合計約3時間利用されていた。
最後に、有料動画アプリ上位5サービスの利用時間シェアを男女別に比較すると、男女ともに「Amazon Prime Video」が最も多く、約60%を占めた。
2位以降のサービスでは結果が異なり、男性では「U-NEXT」、女性では「Netflix」が2番目に多く、それぞれ16%、15%の利用時間。
また、女性では「dTV」の利用時間シェアも高く、全体の10%を占めていた。
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