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2020年5月13日

大和学園、専門学校が提供する独自の「職業教育型」オンライン授業

大和学園は、管理栄養士・栄養士・調理師・製菓衛生師・ホテリエを養成する専門学校4校を運営しているが、新型コロナウィルス感染症の感染予防の一環として、11日から開始の前期授業について当面の間「オンライン授業」を実施すると発表した。オンライン授業の実施にあたっては独自の「taiwa流職業型実学教育」を開発し、学生に提供する。

全国の専門学校を対象にした4月24日発表の文部科学省による「多様なメディアを高度に利用して行う授業(オンライン授業の活用)に関する調査」によると、調査時点において、「遠隔(オンライン)授業を実施する」という確定回答をした専門学校は全体の28.9%に留まっている。

このような中、同学園ではオンライン授業の準備を行うべく、全学的なLMS(Learning-Management-System)勉強会を重ね、オンライン授業の準備を行ってきたという。また、2日には学生に「オンライン授業支援金」として在校生に対して、1人3万円の支給を行うことも決定した。

専門学校は従来、職業型実学教育を提供するという特性上、カリキュラム上は通学における実習時間が多く、「対面で技術・知識を教える」という点が特徴だったが、新型コロナウィルス感染防止のため、政府・自治体より専門学校には休校の要請が出ており、従来の運営手法から方向転換が求められている。

今回、同学園では、オンライン授業であっても、対面授業と同等の教育効果を提供できる独自の「taiwa流職業型実学教育」を開発した。具体的にはLMSを通じて、学生が24時間いつでも・どこでも授業を受講できる「オンデマンド型」の授業はもちろん、定期的に「リアルタイム型」の授業やホームルーム、会社説明会等を行い、学生の学修・就職支援を行う。

また、既にすべての在校生に対して、自宅・寮等のインターネット環境やスマートフォン、パソコンの保有状況についてはアンケートを取っており、SDGsにも掲げられている「誰一人取り残さない」視点から、何らかの事情でオンライン授業を受講できない場合であっても、その学生の不利益にならないよう、個別の事情に対応できる体制を整えているという。

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新型コロナウィルスに関する同学園の対応

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