2020年6月15日
武蔵野大、Web×施設のハイブリッド表現空間「むさし野文学館」オープン
武蔵野大学は、東京・武蔵野に縁のある小説や詩歌、マンガや映画、自筆原稿や講演録などを収蔵するとともに、日本文学界に多大な足跡を残した文芸評論家・秋山駿らの蔵書、文献、資料を集めた、Web×施設のハイブリッド空間「むさし野文学館」を、12日にオープンさせた。
この文学館は、同大内にある物理的施設としての文学館を中核とし、インターネット上に展開する公式ホームページとYouTubeチャネルをシームレスにつなぎ、ジャンルにとらわれない新たな文学表現を追求する、従来の文学館の枠を超えたプロジェクト。
作家や研究者、映画監督やカメラマン、俳優、エンジニア、建築家、編集者やデザイナーらプロのクリエイターと学生とがチームを組み、企画立案から調査・フィールドワーク・実制作・編集・公開に至るまでのプロセスでコラボレーションし、内外の専門家の評価に耐える作品づくりに取り組む。
「むさし野文学館」は、秋山駿(文芸評論家)と秋山法子(装幀家)の物心両面からの支援で、同大の文学部と工学部のコラボレーションが実現し、2018年4月に竣工。武蔵野をめぐる長年に渡る文学上の成果と、ゆかりの作家らの貴重な資料を収蔵・公開している。
中でも、「最後の文芸評論家」と言われる秋山駿の旧蔵書や資料、日本における女性の装幀家としては草分け的存在である秋山法子の装幀コレクション、駅伝の創始者であり短歌や校歌、新作能の作者などとして幅広く活躍した土岐善麿らに関する研究では、「世界一の水準」と自負している。
また、映画監督である小谷忠典がメガホンを取って学生たちを指導した所産である「ウエスト・トウキョウ・ストーリー」(2016年劇場公開)や、むさし野文学館のインスタレーション動画「nobuko」「モオツァルト」など、他では見られない映像作品は、Webサイトの目玉といえるコンテンツ。
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