2020年7月27日
aiforce solutions、東北大新入生2400人に「AI・データ科学」のコンテンツ提供
aiforce solutionsは22日、東北大学データ駆動科学・AI教育研究センターと共同研究契約を締結し、同大新入生2400人に、データ科学・AI教育の基礎教育コンテンツ「AIMD for Future」を、今年6月から提供していると発表した。
同大は、AI・データスキルを習得させるための、数理、統計、機械学習など幅広い教育コンテンツは提供されていたものの、難易度が高く、文系、理系問わず新入生全員がそれを体得するのは難しいことが課題だった。
一方同社は、昨年から同大経済学部で「ビジネスデータ科学」を担当。社会やビジネス現場でのAI活用事例、マウス操作だけで機械学習を活用した予測モデルが構築できる自社開発サービス「AMATERAS RAY」を活用した演習、地元中小企業へのAIを活用した課題解決提案などを織り交ぜた実践的な講義を通し、大学でのAI人材育成にも取り組んでいた。
こうしたことから、同社の製品開発力と同大データ駆動科学・AI教育研究センターの学術的な知見を融合させることで、文系、理系問わず、分かりやすくデータ科学・AIを学ぶことができる基礎教育コンテンツ「AIMD for Future」を短期間で開発することに成功。
今回、コロナ禍でのオンライン授業化で、e-learningコンテンツとして提供を開始した。
今年後期を目途に、「AIMD for Future」の対象者を新入生に加え、学部生へと段階的に拡充する予定。学部専門教育で必要となる「課題×データ×AI」をセットとした演習付きの教育コンテンツなどを順次共同で開発・リリースする。
また、共同研究を軸に、既に昨年度から経済学部で実施しているAIに特化したPBL型授業「ビジネスデータ科学」に加え、東北の自治体、経済界などと連携して、地元企業や大学に、開発した教育コンテンツや機械学習によるデータ分析自動化ツールなどを提供。
東北地区のAI人材の育成とAIを活用した生産性の向上に貢献する取組みを、共同で加速させていく。
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