2020年8月31日
MMD調査報告「オンライン授業に関する中学生とその親の実態調査」
MMD研究所は28日、テスティーが提供するスマートフォンアンケートアプリを使用した共同調査で「オンライン授業に関する中学生とその親の実態調査」を実施し、その結果を発表した。第11弾となる今回は、12歳~15歳の中学生の男女400人と、中学生の子供を持つ30歳~50歳の母親353人を対象に8月5日~10日の期間実施した。
調査結果では、休校要請のあった3月2日~5月末までの学校の体制は、「休校していた」が95.9%、そのうち、「休校が多かったが、登校もしていた」が54.7%と最も多く、次に「休校していた(登校は一度もしていない)」が36.0%、「登校が多かったが、休校もしていた」が9.3%となった。休校中の連絡方法は「アプリで連絡」が58.0%と最も多く、次に「電話で連絡」が30.3%、「メールで連絡」が25.6%となった。
学校主催のオンライン授業に関しては、「受けたことがない/オンライン授業をやっていない」が最も多く、経験者は51.8%となった。利用したサービスは「Zoom」が33.0%と最も多く、次に「スタディサプリ」が22.8%、「Classi」が13.4%となった。また学習塾主催のオンライン授業の認知は、55.8%で、8割以上が「授業に満足している」と回答した。学校主催または学習塾主催のオンライン授業を現在も利用しているの回答者を対象にした調査では、今後のオンライン学習を利用したいと答えたのは、中学生、母親ともに7割以上あった。
また、休校要請後の友人との交流は「チャットアプリでテキストやスタンプのやり取り」が64.7%と最も多く、次に「電話」39.2%、「チャットアプリでビデオ通話のやり取り」が30.8%、利用したサービスは「LINE」が92.4%、次いで「Zoom」が14.9%となった。
最後に学校の入学・始業時期を秋にずらす「9月入学」については、中学生、母親両方から「グローバル化を目指すならやった方がいい」などの賛成の声や、「約5カ月のブランクが出来る学年への対応」など不安に感じる声があがっている。
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