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2021年2月8日
コドモン、札幌の保育士養成校こども學舎でICT授業を開催
コドモンは4日、昨年締結した、コドモン、幸コーポレーション、こども學舎の3社連携事業の第1弾となるICT授業を開催したと発表した。
同連携事業は、保育士不足問題が深刻化する現代、保育士の業務負担軽減を目的に、保育ICTシステムが保育業界に普及することで、現場の保育士が保育に専念できる環境を構築することが目的。保育士が心にゆとりをもって保育できることで保育の質が向上し、保護者が安心して仕事に向き合える安心できる子育て環境の整備を目指し、保育士不足問題に引き続き取り組んでいくという。
第1弾となるICT授業は1月18日に開催。保育士資格の取得を目指すこども學舎の1年生に向け、同社による保育ICTの遠隔授業を実施。保育ICTシステムを導入する園ではどのように業務が省力化され、保育士の業務負担軽減から保育士が保育に専念できる環境を構築するのにどのように効果的であるか、また、仕事と子育ての両立をこなす保護者にとってどのようなメリットが有るか等、学生たちは真剣に聞き入っていたという。
授業終了後、参加学生に保育ICTにかかわる意識調査アンケートを実施し、以下の通り保育ICT導入は就職先に選ぶ理由として大きな要素となっていることが明らかに。
「就職活動をする上で、ICTが導入されている園であることを望みますか?」という設問に、88.3%の学生が、保育ICT導入園への就職を希望すると回答。また、「ICT導入園のメリットだと思う選択肢を選んでください(複数選択可)」という設問には、94.9%が前向きな選択肢を選ぶ結果に。
保育ICT化や、保育士資格を有していない保育補助者を雇用する保育園が増えることは、保育士が保育に専念できる保育環境を整える前向きな取り組み。保育士がしなくてもよい業務をICTや保育補助者に任せられ、保育士は保育に専念できる。こういった環境を構築する動きがあることをひろく情報発信していくことで、保育士有資格者で現在保育に携わっていない、いわゆる「潜在保育士」が再度保育士として勤務する掘り起こしにも繋がると考え、今後も取り組みを継続していくという。
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