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2021年3月15日
駿台予備校、「難関国公私立大入試・個別試験対策ICT教材」を4月から導入
駿河台学園は12日、エスエイティーティー(SATT)とJDSCの2社とともにシステムを共同開発した難関国公私立大入試・個別試験対策ICT教材「スルメ」を、駿台予備学校で、4月から順次、運用を開始すると発表した。
同教材は、難関大志望者の多くが受験する「駿台全国模試」の過去問などを素材としており、解答するまでに20分程度必要な難度の高い大問をじっくり解いていく。
それぞれの問題には、考え方の指針となる「ヒント」を設定し、段階的にさらに詳しくなる「ヒント」が数種類用意されている。
問題に手がつかない場合、この「ヒント」を確認していくことで、解くための考え方の道筋が個々の理解度に合わせて身に付く仕組み。
「ヒント」は駿台のベテラン講師陣が作成し、質の高い駿台の授業のエッセンスがそのまま反映されたものになっている。
また同教材は、駿台の授業と完全連動しており、学生は講義で学んだ内容のアウトプット・トレーニングとして使用することで、個々に合った形での学力向上が期待できる。
学習状況は、駿台独自のLMS(ラーニングマネージメントシステム)にデータとして送られ、これを元に講師やクラス担任が学習継続を促す「学習コーチング」を行う。
運用する科目は、4月からは「物理」と「化学」で、9月から「数学」と「英語リスニング」もスタートさせる。
2021年度の同教材は、個々が自分の学力に合わせて手動で「ヒント」を確認していく形式だが、今後はAIを組み込み、「ヒント・アダプティブ」という形式に発展させていく予定。
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