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2021年4月13日

オムロン ソフトウェア、教育事業者向け文字入力支援システムをリリース

オムロン ソフトウェアは12日、デジタル教育サービスに向けた、文字入力支援システム「iWnn IME for Web」をリリースしたと発表した。同システムは、活用シーンに合わせた文字入力・変換機能により、高品質なデジタル学習システムの普及の貢献を目指す。

「iWnn IME for Web」文字入力画面

近年、GIGAスクールをはじめとした、学習現場のデジタル化が加速し、生徒一人ひとりが各自のデバイス(タブレットPC)を用いて授業を受ける学習環境が広まっている。こうした中、生徒が使用するデバイスや、デバイスに搭載されているIMEによって、入力や変換の仕様が異なるため、公平であるべき学習環境にばらつきが生まれることが課題となっていた。また、学習現場においては、タブレット上での文字入力・変換に時間を要してしまう、あるいは、入力中に解答が変換候補として先に出てしまうなど、生徒の学習の妨げとなるケースもみられた。

そこで同社では、教育現場にあわせた文字入力・変換機能を同システムに搭載。デジタル教育サービス向けにリリースした。同システムは、各種OSやブラウザに対応したIMEをWebアプリに組み込んで使うため、多様なデバイス環境上での入力が可能となる。また、不適切語彙の除去や、学年ごとに違った学習内容やすでに学習した漢字のみを候補として表示する予測変換、数式や化学式専用のキーボードといった教科に合わせたキーボードの表示など、最適な入力・変換機能により学習効率の向上に貢献する。

同システムは、スマートフォン等で利用されている組込型予測変換エンジン「iWnn」の予測変換機能をCloud上で実現。Webアプリ上で動作するIME(以降、「Web IME」)とセットにしてサービス提供するもの。Web IME を任意のWebアプリに組み込むことにより、デバイスやOS等のプラットフォームに依存することなく、統一された入力環境を提供することができる。また、Webサービスの入力エリアに応じたソフトウェアキーボードの切り替え・ソフトウェアキーボードに加え、パソコンのハードウェアキーボードからの入力への対応など、各種Webサービスに特化した柔軟なカスタマイズができる。

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