2021年4月23日
福島県磐梯町と慶應SFCが「令和の日本型教育」の実現へ連携協力
福島県磐梯町と慶應義塾大学SFC研究所(慶應SFC)は20日、磐梯町における「令和の日本型教育」の実現を目指す覚書を締結した。
今後は、子ども一人ひとりに一元的に対応できる教育体制の構築を進めている磐梯町と、21世紀の先端研究をリードする研究拠点として「未来を先導する実学」を推進してきた慶應SFCとの密接な連携のもと研究開発を行うことで、磐梯町から広くグローバルに未来を先導する個別最適で協働的な学びの環境の創造と実践を推進するという。
磐梯町は、幼小中一貫教育を教育の目的と掲げ、一人ひとりの子どもたちの状況の把握を進めるとともに、妊娠期から子育て期まで充実したサポートを行うなど、先進的な取り組みを進めてきた。これらは、新しい学習指導要領と、それを踏まえた中央教育審議会における「令和の日本型学校教育」として示されている「個別最適な学び」、「協働的な学び」、を先取りする取り組みだという。
今後、磐梯町は、現在進めているDXの動きを教育にも大きく導入し、学校だけではなく、地域、あるいは地域外も含めたコミュニティによる学びの機会を増やして多くの大人が子どもに関わることで、グローバルに未来を先導する個別最適で協働的な学びの環境の創造と実践を目指す。実現には、教育全体をコミュニティの視点から俯瞰的にとらえ、幼⼩中連携、並びに、家庭・学校・地域の連携の両⾯から定期的なアドバイス・評価をする第三者機関との連携が不可欠であり、慶應SFCとの覚書締結に至った。
締結概要
期間:2021年4月20日~2024年3月31日
目的:幼小中連携、磐梯版ネウボラなど、組織連携による、子ども一人ひとりに一元的に対応できる体制の構築を進めてきた磐梯町と、21世紀の先端研究をリードする研究拠点として「未来を先導する実学」を推進してきた慶應SFCとの密接な連携のもと研究開発を行い、磐梯町、会津地域から広くグローバルに未来を先導する個別最適で協働的な学びの環境の創造と実践を推進する。
連携協力事項:
(1)個別最適な学びや協働的な学びに関する研究開発に関すること
(2)個別最適な学びや協働的な学びの実現を担う人材育成に関すること
(3)磐梯町における教育のグローバル戦略・未来戦略に関すること
(4)知的、人的及び物的資源の活用に関すること
(5)その他、目的を達成するために必要な事項
関連URL
最新ニュース
- 「仕事とAI」、約3割が「自分の仕事が代替される可能性がある」と実感= NEXER 調べ=(2025年12月25日)
- ガクシー、高校生・大学生・保護者を対象に「学びとお金の調査2025」実施(2025年12月25日)
- 英語学習者の8割が挫折と悩みを繰り返す”学習ゾンビ化” =レアジョブ調べ=(2025年12月25日)
- 小中高校生の日常生活に関する調査2025、お年玉・楽しい時間など=学研ホールディングス調べ=(2025年12月25日)
- 11カ国調査で見えた親の「子ども観」が「将来への期待」に与える影響=スプリックス教育財団調べ=(2025年12月25日)
- BREXA Technology、運送業向けeラーニングシステム「Logi Learn」提供開始(2025年12月25日)
- システム ディ、校務支援クラウドサービス「School Engine Web出願システム」山形県教育局が導入(2025年12月25日)
- 鳥羽商船高専、商船学科学生が「クラウド型船員労務管理」を体験(2025年12月25日)
- SAMURAI、埼玉県立蕨高校で「生成AI活用した探究学習」の授業を実施(2025年12月25日)
- 岡山大学、教員免許・保育士資格希望者へ「こども性暴力防止法」施行に伴う留意事項(2025年12月25日)











