2021年7月8日
22年卒学生、就職内定率は80.5%と依然として高い水準で推移 =リクルート調べ=
リクルートの就職みらい研究所は、学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施し、7日その結果の一部を公表した。
調査は7月1日・2日に行われ、大学生1045名、大学院生352名から回答を得た。それによると、大学生(大学院生を除く)の就職内定率は80.5%で、依然として昨年より高い水準で推移していた。
地域別に見ると、関東、中部、近畿は8割前後となっているが、その他地域では若干の遅れが見られ、これには就職活動開始時期と志望進路が関係していると考えられる。就職活動開始時期については、関東、中部、近畿では5割以上が2020年8月以前に活動を開始しているのに対し、その他地域では5割を切っている。さらに、2020年は2022年卒向けの夏のインターンシップの実施率が減少していたことも、活動開始時期に差が出ている理由のひとつだと考えられる。
また、地域ごとに志望進路について3カ年の変化を見ると、その他地域の「民間企業に就職したい」が減少し「公務員として就職したい」が2020年卒と比べて8.6ポイント増加している。地方公務員は夏以降に選考の進むことが多く、まだ現在の内定率には表れてきていないと考えられる。
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