2021年8月4日
CCCMK総研、「小中高生のオンライン学習」に対する親の本音を調査
「子どものオンライン学習」に対し親はどのように思っているのか、CCCマーケティング総研(CCCMK総研)は、小中高生の子どもを持つ30~59歳の「T会員」男女1525人を対象に「オンライン学習に関するアンケート調査」を実施し、その結果を3日に発表した。
それによると、学校・学習塾・自宅での学習のいずれかで、子どもがオンライン学習の経験があるか尋ねたところ、約6割が「経験がある」と回答。学年(小中高)別では、小学生が最も多く65.0%、場所別では「塾の授業・指導」が最も多く55.6%だった。
また、子どものオンライン学習に対して、全体では半数近くに「もっと普及すべきである」との考えがあることも分かった。子どもがオンライン学習を経験していると、その考えは55.5%と半数を超えた。
親の視点から、子どもの学習で「オンライン学習」と「従来の紙の教科書や問題集を使った学習」のどちらが良いかを尋ねたところ、全体では「オンライン学習」が26.6%、「従来の紙の教科書や問題集を使った学習」が73.4%だった。
「もっと普及すべき」と考える一方で、「従来の紙の教科書や問題集を使った学習」の支持が高いという結果になった。
子どもがオンライン学習をする際の困りごとについて聞いたところ、「子どもの視力が悪くなりそう」44.4%、「子どもが勉強と関係ないサイトやSNSを利用したり、ゲームをしてしまう」31.0%といった子どもに関する心配ごとが上位だった。
一方で、「通信トラブルや機器の不調が起きると自分(親)以外の家族でないと対応できない」「通信トラブルや機器の不調が起きると誰も対応できない」「オンライン学習時に子どもをサポートする必要がある」なども2割程度挙げられている。
また、子どものオンライン学習やIT機器の利用に関する考えを聞いたところ、「インターネットやSNSを使うことの危険性を学校で教育すべきだ」「子どもがパソコンやタブレット、スマホを使うにあたっては、親が利用時間など利用を管理する必要がある」が7割前後を占めた。
この調査は、小中高生の子どもと同居する全国の30~59歳のT会員男女を対象に、6月24日~29日にかけて、「Tアンケート」で実施。サンプル数は1525人。
関連URL
最新ニュース
- 全国の学校施設づくり関係者と文科省がフラットにつながる「CO-SHA Slack コミュニティ」始動(2025年12月19日)
- eスタジアム、和歌山県主催・第2回「和歌山県高校eスポーツ選手権2026」に参画(2025年12月19日)
- 習い事や学習塾、8割以上の親が「子どもの成長につながった」と実感 =イー・ラーニング研究所調べ=(2025年12月19日)
- 子どもの新年の目標・抱負、8割以上の親が「達成のために助言や手助けをした」=栄光ゼミ調べ=(2025年12月19日)
- Biz Hits、理系出身者に聞いた「理系におすすめの職業」ランキング(2025年12月19日)
- デジタルハリウッド、neoAIと共同開発した壁打ちチューターAI「Ututor」が「生成AI大賞2025」優秀賞受賞(2025年12月19日)
- FC今治高校×三菱電機、「未来の理系人財」育成プロジェクトで共創ワークショップ開催(2025年12月19日)
- ARI、長岡技術科学大学でAIを使いこなす視点を学ぶ「キャリア形成研修」実施(2025年12月19日)
- 日本数学検定協会、「すらら国際デジタル算数/数学コンテスト2025」に数検3級から8級の英語版の問題提供(2025年12月19日)
- わけわけ、子どもの我流プログラミングを本物の教養へ変える「ゲームクリエイター探究講座」オンライン説明会開催(2025年12月19日)











