2021年9月28日
小学生以下の英語学習、すでに実用的なリスニング・スピーキングに注力=イーオン調べ=
イーオンは27日、5~15歳の子どもを持つ全国の保護者529人を対象に実施した、「(学校以外における)子どもの英語・英会話学習に関する調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、コロナ禍による学習状況の変化について尋ねたところ、「分からない・特にない」と回答した保護者が6割を占めた一方、変化があったケースとしては「自宅・オンライン・個人での学習機会が増えた」が上位だった。
コロナ禍で浸透したオンライン・個人学習を通じてできると思うことを尋ねたところ、一定数以上の保護者が「子どもの成長に合わせた学び方」「学習意欲の維持」「長期的な学習の継続」「集中できる環境づくり」について、新たな学習環境でも「できる」「どちらかといえばできる」と考えていることが分かった。
続いて、オンラインや教材などを使って自宅学習だけをさせている保護者に絞って、オンライン学習でできることを尋ねたところ、約6割が「子どもの成長に合わせた学び方」「学習意欲の維持」「長期的な学習の継続」について、「できる」「どちらかといえばできる」と回答した。
実際に自宅学習だけでも質の良い学習を行えており、子どもたちが新たな学習方法に適応していることがうかがえる。
一方、子どもの成長で大切といえる「友達づくり」や「コミュニケーション力の向上」については、集団学習で「できる」「どちらかとできる」と回答した人が上位だった。
コロナ禍で自宅学習に上手く適応できているとはいえ、多くの保護者が「友達と切磋琢磨することも大切」と考えていることがうかがえる。
また、英語4技能(聞く・話す・読む・書く)で最初に学ぶべきものを聞いたところ、「リスニング(聞く)」と回答した保護者が7割を超え、圧倒的なトップ。読み書きが中心といわれてきた日本の英語学習だが、最近は実践的な内容に注力していることがうかがえる。
年齢別に見ると、小学生以下では約4割が「英語の音声や動画などを見る、聞く」と回答。続いて「発音練習」で、実用的な「リスニング(聞く)」「スピーキング(話す)」に注力していることが分かった。
一方、中学生では「単語・文法の暗記」がトップで、高校受験を意識した英語学習に取り組んでいることが予測できる。
「英会話に必要だと思う語学力以外の能力」を尋ねたところ、「伝える力」(伝達力)、「表現する力」(表現力)、「友達と仲良くする力」(コミュニケーション力)がトップ3だった。
将来に向け伸ばしたい子どもの能力を尋ねたところ、「自分で物事を判断する力」(判断力)、「考える力」(思考力)が6割を超えた。
この調査は、同居している5歳~中学生以下の子どもがいる全国の男女529人を対象に、8月13日~16日にかけて、インターネットで実施。
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