2021年10月27日
約6割の学校が「LGBTQ」の生徒に関する服装の配慮を導入・検討中=カンコー学生服調べ=
菅公学生服(カンコー学生服)は26日、同社が毎月最終火曜日に発信している調査レポート「カンコーホームルーム」のVol.189で、全国の小中高校の教員1800人を対象に実施した、「ジェンダーレス制服の導入背景に関する調査データ」を公開した。
「ジェンダーレス制服」は、性別に関係なく着ることができる学校の制服で、男女兼用のブレザータイプの制服や、今までスカートだけだった女子制服にスラックスを導入する動きが増加している。
今回の調査では、全国の小中高校の教員を対象に、服装による「LGBTQ」の生徒・児童への配慮の現状や、学校での「LGBTQ」生徒・児童の把握状況、「LGBTQ」の生徒・児童への服装の配慮として良いと思うスタイルについて聞いた。
それによると、「あなたの学校では、服装によるLGBTQの生徒・児童への配慮はされているか」との質問には、「服装による配慮をしている」(39.3%)、「今は服装による配慮はしていないが、今後予定している」(20.3)と回答。この2回答を合わせると、約6割の学校で何らかの服装の配慮を導入・検討中であることが分かった。
一方で、「服装による配慮はしていない」(40.3%)という学校も約4割あった。
「あなたの学校には、LGBTQの生徒・児童が在籍しているか」との質問では、小学校では、LGBTQの児童が「いる」(10.9%)だが、中学・高校では「いる」(中学校32.0%、高校31.1%、中高一貫教育校36.0%)が増え、学校が把握しているLGBTQの生徒・児童の割合が高くなっている。
また、「LGBTQの生徒・児童への服装の配慮として良いと思うものは何か」を聞いたところ、「女子のスラックス制服の採用」(50.1%)が最も多く、以下、「スカート・スラックス・リボン・ネクタイなど男女関係なく自由に選べるようにする」(36.0%)、「男女共通デザインのブレザー制服の採用」(35.4%)などがあげられた。
この調査は、全国の小中高校の教員1800人を対象に、今年6月に、インターネットリサーチという形で実施した。
関連URL
最新ニュース
- 保護者の97%が「ITスキルは将来の仕事や社会生活で重要」=ルートゼロ調べ=(2025年3月17日)
- 就活開始のきっかけは「先輩、OB・OG」が最多、就活の早期化に拍車か =ワンキャリア調べ=(2025年3月17日)
- 日本英語検定協会、KEIアドバンスと英検を活用した大学入試の出願デジタル化に向け基本合意を締結(2025年3月17日)
- 明治学院大学大学院、「情報数理学研究科(仮称)」2027年度4月開設を目指す(2025年3月17日)
- 「MEキャンパス」、クリエイター育成を目的とした「CGモデリング入門専攻」開講(2025年3月17日)
- 資生堂、小4~6と中高生の女子を対象に「STEAM分野の探究活動」を発表するアワード開催(2025年3月17日)
- div、テックキャンプが「DXハイスクール支援サービス」アップデート 2025年度募集開始(2025年3月17日)
- 京都先端科学大学、工学部留学生チームが「関西春ロボコン2025」3位入賞(2025年3月17日)
- 京進、増える大学年内入試 関西私大入試攻略の秘訣を伝えるオンラインセミナー 29日開催(2025年3月17日)
- AMG、タカラトミーやディズニー作品など現役キャラクターデザイナー講師によるWS開催(2025年3月17日)