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2021年11月4日
Digika、「そろタッチ」が昭和大学医学部と特定臨床研究をスタート
「そろタッチ」を運営するDigikaは1日、昭和大学医学部の医師・准教授 橋本圭司氏と共に、地域在住中高年齢者の認知機能、及び生活の質への影響を検討する特定臨床研究をスタートすることを発表した。
厚生労働省老健局によると、日本の認知症の有病者数は2025年に約700万人(65歳以上の5人に1人)となると予測されており、少子高齢化が進む本邦に置いて重要な課題の一つと捉えられている。
同臨床研究は、「そろタッチ」を利用した78歳のそろばん経験がほぼない高齢者の男性が、2桁5口のフラッシュ暗算を習得したことがきっかけとなり発案された。「そろタッチ」の利用による中高年齢者の認知機能及び生活の質への影響を検討するべく、昭和大学医学部の医師・准教授 橋本圭司氏のグループと共に、認知症予防活動コンソーシアム(ニヨ活)、カオリ内科・糖尿病クリニックの協力の元、40〜70歳の中高齢者20人を対象に6カ月間のランダム化比較試験を実施する。
同社が運営している「そろタッチ」は、iPadを使ってそろばん式暗算を短期効率的に楽しく習得する新しい暗算学習法。5~8歳の子供が毎日「そろタッチ」を進めると、2年間でそろばん式暗算上級レベルが身につくことが実証されている。そろばん式暗算トレーニングの視空間性ワーキングメモリへの好影響については、数々の先行研究においても実証されており、認知症予防にも期待されているという。
同特定臨床研究の詳細情報については、厚生労働省が整備するデータベース jRCTに公開されている。
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