2021年11月5日
武田中高、1人1台端末活用とSDGsの取り組み紹介する「ICT×SDGs研究会」を開催
広島県東広島市にある私立一貫校である武田中学校・武田高等学校は11月1日、同校で行われているタブレット端末の活用とSDGsの取り組みを紹介する「ICT×SDGs研究会」を開催した。コロナ禍から参加者を広島県内に限定、教職員16名が参加した。
同校では2016年度の新入生から、NTT ドコモのセルラーモデルのiPadを貸与。1人1台端末を使用した ICT教育を実践している。今年で4回目を迎える同研究会では、広島県でいち早くICT教育に取り組んだ同校のICT活用の実践について紹介。当日は中学1年の理科、中学2年の英語、高校1年数学Ⅰと体育、高校2年生の現代文、高校3年生の公民演習の6つの授業を公開した。授業終了後には授業者を交えた評価会、SDGsとICT教育に関する全体会が行われた。
端末の導入から6年目を迎える同校では、さまざまなアプリ・サービスを利用し学校生活のあらゆる場面で活用している。中でも授業支援アプリ「MetaMoJi Classroom」は、同校が目指す双方向型コミュニケーションを充実させるために必須のツールとして導入。問題配布や、板書、PDFファイルへの書き込み、一覧表示、発表スライド作成など、教科に関わりなく幅広い学習シーンで活用している。また各教室に電子黒板を完備。教員のiPadの内容をApple TVを通して電子黒板に投影する。板書時間の短縮になり、授業の効率アップにも役立っている。
数学の公開授業では、表計算アプリ「numbers」を使用し相関係数を求めたり、あらかじめ配布した課題について、グループで分析した結果を「Keynote」を使いまとめたりした。最後には生徒のiPadの情報を電子黒板に投影し、各グループが分析のプレゼンテーションを行い、その発表への感想を生徒全員が「MetaMoJi Classroom」上の評価シートに記載するなど、さまざまなアプリを駆使した授業が行われていた。
また同校では、学習支援アプリ「Classi」を学校生活のさまざまな場面で活用。生徒への諸連絡・プリントの配信の他,Webテストやアンケートなどにも用いている。他にもクラブ活動にも使用するなど授業以外での教育活動にもICTを活用。その効果について全体会で報告が行われた。
「世界的視野に立つ国際人の教育」を建学の精神に掲げる同校では、「世界の諸問題を自分事として捉え行動していく生徒」の育成を教育指標としている。早くからSDGs取り組みを行い、総合学習の一環として教科横断型授業も行う。そうした取り組みにもICTは活用され、生徒の学びを支えている。SDGsの全体会では各学年の取り組みを紹介した。参加した教育関係者は1人1台の端末を導入から1~4年ほどの学校が多く、授業でのICT活用法を参考にしたり、積極的に質問をしたりする姿が見られた。
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